ウツギの日々趣味日記

ゲーム・アニメ・音楽・読書など。趣味のことをつらつらと。

C.ルメール騎手がドバイターフで落馬

軽傷であれば感想記事内で軽く触れるにとどめようと思いましたが、記事を分けて投稿することにしました。tospo-keiba.jp

31日0時過ぎ、C.ルメール騎手がドバイターフにて落馬しました。騎乗していた米の競走馬キャットニップが最後の直線で転び、それに伴っての落馬、負傷です。

鎖骨と肋骨を骨折したとの情報がドバイレーシングクラブ公式より発信されています。

私もリアルタイムでレースを観戦していたのですが、レース映像の左側後方でかなり危ない転び方をしていたのが見ていて分かったので、ひとまず頭部の怪我情報が出ていない事にほっとしています。

今のところ命にかかわる怪我であるとの情報は入っていませんが、詳報はまだこの先のようですので、分かり次第書きます。

なお、ルメール騎手騎乗のキャットニップはその後予後不良の診断が下りました。ご冥福をお祈りします・・・。

(2024.04.01追記)

hochi.news

詳報とルメール騎手本人からの発信がありましたので追記します。鎖骨と肋骨の骨折が発表されていたルメール騎手ですが、4月1日、肺に穴が開いているとの発表がありました。2週間UAEに滞在するとのこと。快復をお祈りしています・・・。

3月31日には本院のインスタアカウントにて笑顔の写真も掲載されていました。ひとまず無事が確認できましたので、これからドバイの感想記事書きたいと思います。

怪我と乗り替わりの受け止め方について

こういう時どう受け止めれば良いのでしょうか。日本馬の危機に名手が二人も駆けつけてくれた事には感謝したいのです。もし鞍上が見つからなかったらスタオンもソトガケもレースに出られなくなっちゃうんですから。

tospo-keiba.jp

ルメール騎手に代わる名手はそうそういるものではありません。世界的な名手であるデットーリ騎手と、マルシュロレーヌにハナ差を勝たせてくれたマーフィー騎手。この二人が引き受けてくれた事をとても心強く思いました。

でも、二頭の主戦はルメール騎手であって、やっぱそのコンビでの出走を見たかったし、当時安否が不明だった中で助っ人に喜ぶのはあんな辛い転び方をした馬とルメール騎手の不幸を喜ぶみたいで嫌だな・・・というのも率直な気持ちでした。

utugishumi.hatenablog.com

ナミュールのマイルCS乗り替わりの時もこれと似た気持ちがありました。私にとっては推しナミュールの初G1勝利。当日乗り替わりなのにあれだけの素晴らしいレースをしてくれた藤岡康太騎手は絶対に讃えたい。

でも讃える事でムーア騎手の怪我が結果的に良かったみたいな書き方になっていないだろうかとかすごくモヤモヤしたんですよね・・・。でも軽傷だったのに大げさに書くのも失礼なんじゃない?とか。この時は結局上記の形に収めたのですが・・・。難しいですね。結局どちらの反応を示してもどこかしこりはある。

とにかくこういう事故は起こらないに限ります・・・。

グリーンチャンネルのレース事故報道について

また今回、レース事故の報道の仕方についても色々考えさせられました。

グリチャWEBで配信を見ていたのですが、ルメール騎手の情報が出たのはX(旧Twitter)のレースを見ていた人の落馬に気付いたコメントや現地観戦勢らしきコメントで、その後にドバイ公式の情報、競馬関係の報道アカウントが反応、グリチャ配信が一番遅い発信でした。

私としては「え?なんで普通にインタビュー流してるの?普通に予想してるの?ルメール落馬してるんだけど???」という気持ちでした。

確定情報が出るまで余計な事は言わない。確かにそれは大事です。海外レースなので情報ラグもあります。しかし、レースのリプレイにしっかり落馬は映っていました。危ない転び方である事が素人目にも分かるほどはっきりと。ノー情報ではなかったはず。

映っているのにその事に触れないのは「競馬の怖い部分や暗い部分を見ない振りをしている」「嘘を吐いてクリーンなイメージを通そうとしている」「馬や人の命を軽んじている」とも取られかねない扱い方だったかな、と・・・。そんな意図はない事は百も承知なのですが、伝え方として、インタビューや前走レースの映像を流しつつ当事者の危機に触れず、いきなり乗り替わり情報だけ出すのは、私は嫌でした。

一番丸いのは「どうやら後方で落馬しているようです。詳細は分かり次第お伝えします」という感じで分からない事は分からない、と『無視しているわけではない、ちゃんと把握していて情報は追っていますよ』と伝える事も大切なのかなと。

あとは段階的に、

  1. 落馬した騎手と馬
  2. 意識の有無
  3. 馬について予後不良か否か
  4. 病院への移動や怪我の程度

を細切れに伝えて行けば良いわけで。難しいことでもなかったはずです。他の報道機関はその点問題なかったので、グリチャの伝え方だけが気になりました。ただ、放送中の番組でどう話し合って情報を伝達していくかは難しいところでしょう。事故と無縁ではない番組ですから、その際の対応はきっちり決めておいて欲しいですね。