ウツギの日々趣味日記

ゲーム・アニメ・音楽・読書など。趣味のことをつらつらと。

日野聡さんと釘宮理恵さんのラジオが再び…!「Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ on the radio」

 

「ゼロの使い魔on the radio」をご存知でしょうか。ライトノベル原作のアニメ。その番組宣伝を兼ねたラジオ番組なのですが、ネットラジオ黎明期における大人気ラジオの一角にして、

私にとっての青春の光、糧、希望でした。

この二人が12年ごしになんと、新たに始まるアニメのラジオ番組を担当するというのです。びっくりして、すぐさま再生しました。久しぶりの二人のラジオなのに当時のノリのまんま。相変わらずの笑顔溢れるラジオに心浄化され、あれこれ思い出しました・・・。

というわけで今回は思いの丈を書きます。はい、ただの懐古厨です。

ゼロラジとの出会い

一騎当千DDR~Dragon Destiny Radio~

一騎当千DDR~Dragon Destiny Radio~

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見始めたきっかけはぼんやりとしていますが、初めて聴いたアニメ関係のネットラジオが確かメディアファクトリーの「一騎当千DDR」で、同じサイトで配信されているのがゼロラジだったんですよね。

私は浅野真澄さんと生天目仁美さんのトークの空気感がなんか好きで、貪り食うように一通り聞いていたんですが、ついに聴くものがなくなり次に困っていた時に釘宮さんの喋りを聞く機会があって(どのアニメのラジオか忘れた)興味が沸き、釘宮さんがしゃべっているラジオを探す果てに見つけたのが「ゼロラジ」でした。確かもう配信が始まっていた時期だったと思います。

更に一緒にラジオをするという日野聡さんは、直近で見ていた漫画原作のアニメ「あさっての方向。」(2006年秋頃)で見かけた事のある声優さんでした。

ぶっちゃけこの作品での日野さんは、原作未読でも思っちゃうほどのすっごいミスキャストで「演技はそれなんだろうけど声が絵から浮いてる!」と終始違和感を覚えながらアニメを見ていたんですが、日野さんの優しい演技がどうも好きでずっと名前を覚えていたんです。だから「どんな風にしゃべる人なんだろう」みたいな、興味が最後のひと押しでした。

そんな、文章にするとものすごく長くなるけど心持ちとしてはほんの些細な興味から始まったのがこのラジオ視聴の始まりでした。

お二人のゆるーいノリ、日野さんのリアクション芸、釘宮さんのノリに日野さんが振り回されているのが面白く、笑い声溢れる暖かな空気が本当に素敵なラジオでした。ゼロ魔の世界ではこの家電はなんて呼ぶかという作品を活かしたコーナーも良かったのだと思います。単にお二人の掛け合いが良いだけでなく、作品に対する姿勢(*1)や、裏話もとても好きでした。

このラジオを配信していた時期は辛い事が多く何度も挫けそうになったので、このラジオの笑い声や空気感に何度も救われてきました。ときどきゲストで登場する原作者ヤマグチノボル先生の「近所の気の良い兄ちゃん」感も大好きでした・・・。アニメも手堅く作られていたのでアニメを追いながらラジオを聴くのが毎週の楽しみでした。

このラジオがなかったら私、今頃生きてません。断言できます。

ラジオのその後

日野聡さんについては特に好きになり、「隠の王」や「乙女妖怪ざくろ」のラジオも聴きました。遊戯王ゼアルで演技が取りざたされた時は「そうだよねこの良い人感あふれる演技からのギャップ良いよね!?」となり、女性向け作品の出演が増えてファン層の広がりにほくそ笑み・・・。

最近では鬼滅の刃の煉獄さん(*2)やハイキュー!!の大地さん(*3)といった有名どころのキャスティングも増え、知ってくれる人が増えて嬉しい限りです。

「野崎くん」のギャルゲ回では友田くん、更に人外でもモモンガ様だのレオンハート様と、特別追いかけていなくてもよくお見かけする声優さんなので、偶然会っては「あっやっぱ好きだ」と再確認しております・・・。好きです。

釘宮理恵さんについては、私が見るタイプの作品ではなかなかおみかけできなかったんですが(*4)、ちょくちょく悪女系や人外や諸々で声を聴いており、最近「後宮の烏」での演じ分けで惚れ直しました。私、老婆声好きなんで特にね・・・。またやってくれないかなあ・・・。(*5

「あの時ゼロラジで好きになって良かった・・・」と、思えるご活躍をお二人ともされていて、見かける度に元気をもらっていました。正直たまに共演してるの見れるだけで充分かなくらいの気持ちでラジオとかもうないだろうと思ってました。

だからね、こういう機会があるのが本当に嬉しくてね・・・。で、なんっっっも変わってないんですよ。それが泣くほど嬉しかったんです。

これが、懐古か・・・!年を重ねるという事か!

・・・とほんわかした気持ちと共に物凄い衝撃を受けました。最近流行の系統の作品で再びラジオっていうのも、なんだか前と重なりますし・・・。いやあ、昔語りばかりの老人にならぬよう気をつけねばなりませんね。もうなってるな。

ともあれこの春楽しみが一つ増えました。次回が早くも楽しみです。

 

(ちゃんと調べたら12年ごしでは??という事で訂正しました。失礼しました。いやどっちにしろ長いよ。 参照:響 - HiBiKi Radio Station -「ゼロの使い魔 on the radio ~トリステイン王国へようこそ~」番組詳細

以下長い脚注

*1:特に2期終盤あたりのお話ね・・・どの回だったかな・・・

*2:でも私の中ではビミョーにしっくり来てないんですよね。8割はそれなんだけど残り2割の・・・。押し込められてぺたっとした演技してるのがすごい気になる。もっと歌舞伎的な違和感はあるけど抑揚のある明るさだよね煉獄さんって・・・。語彙力!語彙力が欲しい!とにかくビミョーにコレジャナイ感ある!

他のキャストも鬼滅は演技がすごい微妙に感じる時があるんですよ。柱のキャスティングなにもしっくりきてなくてとりあえず有名どころで声張らせとけばいいじゃんみたいなそういう雑さを感じる時がある。

そういうネームバリューだけで選ぶのって役者としての声優さんにものすごく失礼な行為ではないか????って私は思うんですけど、どうしてよりにもよって私の大好きな鬼滅でやるんですかね。

それでも7,8割はもってくるのが流石プロなんだけどなんかもう致命的にこのアニメは演技の指揮取ってる人が私と感性合わねえんだろうなって・・・。

・・・ともかく推しになったから判断甘くなるわけじゃないんだ。それはそれとして演技はシビアに判断するんですね・・・と、自分にビックリする案件でした。日野さんは好きな声優さんではあるんですけど得意な演技と苦手な演技はあるのかなって聴いていて思う事があります。ただ、この溢れる良い奴感は唯一無二だと思うのです・・・。だからこその突拍子もない展開や思わぬ個性が発揮された時のギャップが良いんですよね・・・。脚注で何こんな語ってるんだ???

*3:アニメ化した時に聴いた感覚としては漫画読んでたら横からすっと日野さんの声が入ってきて「あ、声はこれなんだ」みたいな感じでした。全然イメージしてなかったけどこのキャスティングについてはものすごくしっくりきました。

私が思う良いキャスティングとは「いちいちキャストが過ぎらずに作品に集中できる」という事だと思うんですけどハイキューに関してはまさにそうでした。ありがとうこんな至り尽くせりのアニメ化してくれて・・・。

あとこのキャスティングについては追いかけ続けてきた身としては「日野さんが先輩の声やってる!」「ラジオですごい『キャプテン』してる!」「ひ、日野さんに後輩が・・・!もうそういう立ち位置なんだ・・・」みたいな妙な感慨がありました・・・。

*4:本当にびっくりするほど映像作品で会えん、出演作品はずっとあるのに

*5:関係ありませんが老婆声と言えば前季は「薬屋のひとりごと」がとても良かったですね・・・。水蓮さんみたいな強キャラ感も好きだけど(いやこの人も色々あるっぽいけど)、やり手婆みたいな実は情があるタイプとか、あと老婆枠には微妙に入らないけど複雑な思いを抱えた風明さんとかすごい刺さるキャラが多かったですね・・・。あ、最推しは阿多妃です。次点で李白です。

作品の系統的にそこまでちゃんと作ると思っていなくてあんまり期待してなかったんですけど、細かい作法だとか空気感だとか、静けさや「間」を大切にするアニメーションが本当に素晴らしかった。

特に4話は必見です。妃が回復していく過程や猫猫の根気強い看病が良く表現されていました。やはり「なろう」かな、という脇役の妙な馬鹿っぽさや主人公の持ち上げられ方は気になりましたが、整合性はあったので多少の違和感で済みましたし、演出のお陰で鼻につく感じは随分薄くなっていました。壬氏のセクハラだけはマジで無理だけど

あと泣きや怒りの演技が良かったです。主人公猫猫のキャスト悠木碧さんを始め、作品的に『積み重ね』や『背景』を乗せた押し殺したような演技にこだわりを感じました。

・・・えっと。この話時間があったらもう一度ちゃんと記事にします。

と、とにかく釘宮さんにもこういう老婆やれるポジション狙って欲しいんですけどなまじ可愛らしい声をしているばっかりに同じような役が続いててあんま聞けないの残念です・・・。というそういうお話。