日本調教馬からクラウンプライドが出走するとのことでグリーンチャンネルで視聴していたのですが、面白いものを見てしまいました。補欠繰り上がり21番、リッチストライクが制すという大波乱の展開です。
レース前に「この補欠が勝ったら面白いな」という意見を読んで、それは面白いなと頭に過ぎったのがいけなかったのかもしれません。ごめんクラウンプライド!
ケンタッキーダービーは20頭立てのレース。以前は連結ゲート(つまりつなぎ目があって、14番と15番の間が長い)を運用していたものを2020年に廃止したものの、未だ外枠は不利では…という話をきいていました。
そんな中での勝利。しかも補欠繰り上がり!日本ではブービー人気!アメリカでは最低人気馬の勝利!とはいえ、未勝利戦で一度圧勝劇を見せていたらしいので、展開が向けは勝てる力のある馬ではあったのでしょう。
レース展開も昨年マルシュロレーヌが勝利したBCディスタフで見たものと似たような感じでした。終盤、クラウンプライドを含む先頭集団が後方集団の激流に飲み込まれ(というよりハイペースで勝手につぶれた?)、そのまま後方集団が差し切って勝つという逆転劇でした。
ペースも半マイル(だいたい800m)45秒台と、クラウンプライドが1週前の追い切りで出した半マイル46秒台でも追い付けないほどのハイペース。このペースでずっと先頭集団を走り続けるのは至難の業です。それでも2番手に食らいつき、最終的に13着に残れるほどの力があったのですから、クラウンプライドについてはそう悲観する結果でもないのではないでしょうか。
個人的には、無理に先頭を取ろうとする走りが、なんとなくドバイのレースを引きずっているのかなとも感じました。とはいえストップウォッチを見ながらレースをできるわけでもありませんし、試してみる価値はあったと思います。次走に期待です。