「ABZÛ」というゲームを皆さんはご存知でしょうか。
一言でいうと「ちょっとファンタジー要素もある水中探索ゲー」なのですが、以前プレイ動画を見たことがあって、どうしてもプレイしたいと思っていました。そうしたらSteamのサマーセール(※7月上旬頃まで)でなんと70%オフ!594円! (この流れどっかで見たぞ)
映像が美しかったので自前のPCで動くか不安でした。しかし値段の安さと欲に負け、つい購入してしまったのです。そして半信半疑で起動してみたところ、どうやら問題なく動きそうだということで、プレイしてみることにしました。そしたらこれが楽しい!
夏に入り、暑くなってきた今日この頃。今回はこの「ABZÛ」のレビューをお送りしたいと思います。
舞台は海。何の説明もないまま水たまりの中に放り出される事から始まります。
戸惑っていると「潜りたまえ」と言わんばかりに泳ぎのチュートリアルがはじまり、言われるがままマウスをカチカチやって海に入ってみるとびっくり。飛び込んでくる美しい音楽。心地良い水の音。夢中になって水の中を泳いでいくうちに、気付けばこのゲームの世界に取り込まれていました。
広がるのは何も青い世界だけではありません。海に育まれてきた植物や種類豊富な地形。大小様々な海の生き物達がプレイヤーを飽きさせません。穏やかな水の音と包み込むような音楽。絵画的な色と光の世界が鮮やかに美しく、思わず泳ぐのをやめて辺りを見回してしまうこともしばしば。
・・・もうクリアで良くね?
と何度思ったかしれません。ただ泳いでいくだけでなく、こんな場所に座って延々と観察したり、生き物に捕まって移動することも。海の世界を楽しみたい人間にとっては、もう天国のようなゲームです。
でも、この作品の魅力はそれだけじゃありません。主人公が進んでいくと、なにやら小さな機械が海底に沈んでいます。こいつを見つけながら、少しずつ海の世界を探検していくのがこのゲームの目的です。
台詞のないこの世界では、広がる景色や主人公を導く生き物達だけが世界の秘密を教えてくれます。見たことも無い建造物や意味深な文字。最初の印象で進めていると、意外な展開に驚くかもしれません。一体ここで何が起こったのだろう?そんな、考察好きの方にもオススメしたいゲームです。
プレイ時間は短めながら、別世界を思う存分堪能できる良作。映像作品を楽しみたい人には特にオススメです。ぜひ。
(2017.07.27 前置きの部分が抜けてたので直しました。)