以前遊びたいと書いた「DJMAX RESPECTV」。遊び倒してきたので、今回はそのちょっとした感想をお送りしたいと思います。どうぞ。
はじめに
私は別記事で書いた通り、過去に「DJMAX Online」をプレイしています(過去記事)。その後出たポータブル版などは気になりつつもプレイしておらず・・・。その後、音ゲー自体はブラウザ上で動かせるFLASHゲーム「Beat Beat Revolution」を時々遊んでいました。あとは、「大合奏バンドブラザース」とかをちょっと触ってた時期もあります。
最近では、Steam版「Muse dash」や、Nintendo Switch版「太鼓の達人」など、2ボタンを軽く遊んでいた程度で5ボタン以上があるゲームを触るのは久々。好きな曲を久々にプレイしたいというのもありますが、知らない曲がたくさんあるのが楽しみすぎます。
とりあえずリハビリという事で指の負担も考慮して4ボタンで今はプレイしていますが、プレイ当時は5ボタンメインだったのでいずれやりたいですね。そんなゆるゆるゲーマーによる感想です。
曲についてのあれこれ
まずは懐古厨よろしく昔よく遊んでいた曲を一通り遊びました。「fallen angel」の絵が好きだったなーとか、「風にお願い」や「Memory of Beach」でこれ聞いて韓国のゲームだって気付いたんだよなーとなつかしくなったり。「Get On Top」「Chrono Breaker」を聞いてそうそうこのノリがなんか好きだったんだよなと思ったり。
前に記事では「SIN」「Out Law」「Never Say」「OBLIVION」を好きな曲として挙げましたが、他にも「phantom of sky」「ON」「Luw Flow」「Let's go baby」「Futurism」「Can We Talk」あたりも好きでめちゃめちゃテンションあがります。遊んでてリズムが繋がる・音が繋がる感覚が気持ちいい。
まあ今のところハードも結構きつくってフルコンボ達成でヒイヒイ言っております。「SIN」なんか数日かかりました。そしてその時のプレイが以降再現できません。おいおいまだ4ボタンだぜ!お前マジか!?
MAXIMUMも一応クリアできたけどフルコンボまで行ける気がしない。日を空けると目で処理すらできない。中盤の同時押しパートで死ぬ。SCとかなんなのあれ人類向けの曲なの??
なんというかこの、頭が追い付かなくて訳が分からなくなる感じ・・・たまりませんね。究極的には音ゲーは暗記と反復練習のゲームで、どのパートのノーツの塊をどう分割してどう処理するか、そしてそこに指がどこまで追いついていくかが醍醐味なところがありますが、初見でノーツの嵐に呑まれて「こんなの無理だよ・・・」と思うのも楽しいところです。今作も例に漏れずそんな音ゲーの醍醐味が堪能できます。なにより達成したくなるような美しいノーツってのが良いです。
あと音ゲーってテクノ・トランス祭りになりがちなんですけど(だからピコピコした曲が好きな私は曲に釣られて遊んじゃうんだけど)、その中でもDJMAXは選曲がちょっと独特で、ゆったりしたダンスミュージックや、アニメやゲームの主題歌チックな歌ものが多めなのも特徴ですね。
ムービーは荒い感じもあるので好みが分かれそうですけど、私は当時からこのムービーを見て色々妄想するのも好きでした。
だから「Never Say」についてはもう・・・。え!?三角関係みたいな設定なくなったの?あのストーリー結構好きだったのに・・・。とショックだったりもして。いや、こっちはこっちで良いと思いますけど!うーん!
知っている曲を一通り遊んだところで知らない曲にトライ。曲として特に好きなのが「Stay with me」。出だしのところの静かな始まりと締めのあたりが好き。リズムが取り難くて今のところノーマルでS取るのが限界ですが、ハードもSが取りたいです。
あと「Tok!Tok!Tok!」(*1)・「The feelings」みたいな長押しとリズムが同時にくる曲が好きで、プレイしてて一番気持ちいいのはこういうノーツですね。
コラボ曲の数々
あとこのゲーム、他作品の曲がコラボで遊べるようになってて、上で触れた「Tok!Tok!Tok!」の他にも、別記事で好きな曲としてちょっと触れた「POP/STARS」「Get Jinxed」も遊べます。ノーツ音の割り当てがないのが残念ですが、パート分けしたデータをもらって音ゲー用にするのはなかなか骨が折れる作業でしょうし、しょうがないかもしれません。曲にノーツが付くってだけでなかなか楽しかったです。
あと、ポーター・ロビンソンの「Sad Machine」は好きなタイプの曲だったのでMAXIMUMまで一気にクリアしてしまいました(こちらも音割り当てなし)。ちなみに同作曲者は「beatmania IIDX」等に曲を提供しているほか、以前私が好きなSFアニメの1つとして挙げた「Serial experiments lain」OPのリミックス曲を日本公演の際に披露したことがあるそうです(公演に関する記事)。そりゃ趣味が合うわけだ。
他には著作権フリー音源の曲でPhantom sageの「Kingdom」が採用されていてびっくり。No Copyright Soundsの存在はうっすら知っている程度だったので、これを機にがっつり聴きました。こういう新しい曲との出会いもまた音ゲーの良いところです。
ゲーム性や難易度について
ボタンを押すと割り当てられている音が鳴るタイプの音ゲーで、タイミングがずれると演奏もずれます。ゆえにコンボが繋がった時の音のつながりやリズムを刻む快感がたまらないゲームです。ビートマニアやポップンミュージックが好きな人ならハマるタイプのゲームだと思います。
家庭機メインの音ゲーの中では8ボタンもあったりかなりゴリゴリのゲームでありながら、4ボタンモードもあり初心者でも入りやすいのも特徴です。ただ、本作は通常のボタンの他にサイドトラックが2つ存在するので、実質+2ボタンみたいな状況ではあります。初心者のハードルは若干上がっているかもしれません。
一方でフルコンボの難易度は緩めに感じたんですが(ヒイヒイ言ってたくせに言いおるわ)どうなんでしょうね。1%判定の基準がちょっと謎。ハードあたりまでならわりとノーツを追い切れていなくてもOK判定でした。代わりに%が細かくてフルコンボを決めた時より決めなかった時の方がスコアが高いという事もしばしばありました。
数々のモード
本作はフリースタイル以外にもいろいろなモードがありました。プレイしていてちょっと面白いなと思ったのがAIRモード。ラジオのように次から次へと放送される曲をプレイできるモードで、自動演奏やチャット機能、ハートを飛ばす機能もあります。小休憩を挟む時につけっぱなしにしてぼーっとノーツの行く末を眺めるのが楽しいです。このゲームにはこまめに休憩を挟みたいけどプレイ画面を見ていないと感覚が飛びそうで怖いというジレンマがあるので、がつがつプレイしたい日なんかは活用させてもらっています。
ミッションモードは最初から何ボタンでプレイするかゲーム側で設定されていて、エフェクトやクリア基準に翻弄されるのが面白いモード。同じ曲ループから抜け出すときの気分転換にも良さそうです。
対戦要素もあります。最大6人対戦可能。私は遊んでないのでこの辺のレビューは控えます。また、ラダーマッチというランク戦もあり、曲を選んでバン(禁止)できるのがちょっと面白かったです。
まあ、私の場合「今日はこの曲を極めたい」と延々とスコア塗り替えに励むタイプなので、マッチング時間がもったいなく感じてしまってランク付けにはそこまで食指が動きませんでした。たぶん、一曲を極めるより全曲満遍なく、コンスタントにハイパフォーマンスが出せると証明したい人向けのモードなんでしょう。
他に、曲ごとのランキングも一応あるんですけど、結局上位にはパーフェクト達成時のカンストスコアがずらりと並ぶだけなので、曲の難易度や(*2)自分の位置を把握する以上の意味はないかもしれません。でも、あると張り合いがでて面白いって人が多いかもしれませんね。
UI周りと画面設定
UI周りは使いやすい部類。個人的にはキーボードでアルファベットキーを押すと一瞬でその頭文字の曲に飛べるのと、4ボタン、5ボタンなどのモード切り替えがワンタッチなのが便利で好きです。気になったのはカテゴリ選択で右シフト左シフトがキー割り当てに入っているため、連打していると固定キー機能が出てくるのが面倒。曲数が少なめのゲームだとカテゴリ選択はQ・E割り当ての事もあるんですけど、このゲームは曲探しも一苦労なので致し方なしでしょうね。
あと、ノーツのタイミング調整について、ゲームによっては実際にノーツが流れてる画面で確認して調整できたりするので、数字をいじっては確認になるこのゲームはちょっと不便に感じました。まあゲーム的には自分が合わせたら良いのですが、押したボタンに合わせて音が鳴るゲームだとジャストタイミングかどうかでプレイしている時の楽しさが全然変わってくるので、難しいところです。
また、画面酔いに注意したい。特にミッションモードでは、ノーツ表示がギアごと左右に激しく移動するなど一部画面酔いしそうなのもありました。
また、これはゲームシステム側でも注意喚起している事ですが、ムービーで点滅が激しいものもあるので、光の点滅で酔ったり気分が悪くなってしまう人はウィンドウモードで遊ぶ・設定をいじってムービーを切るなど気を付けた方が良いです。
平気な人もぶっ続けのプレイは危ないので控えた方が良いでしょう。こういうのって油断していると無自覚に疲労が蓄積されていって、一気に酔いがくるってことがあるのでね・・・。健康に気を付けて楽しくゲームしたいところです。
感想まとめ
音ゲーの好きなところを堪能し尽くせそうな本作。迫りくるノーツの雪崩に目をまわし、リズムを刻む快感に酔いしれ、昔遊んだ曲や新しく触れた曲に幸せになれました。過去に「DJMAX Online」が好きだった人は買いです。
家庭機しか持ってないと言う人も先に出たPS4版という選択肢がありますし、2ボタンに飽きてきてそろそろもっとボタンが多いのを・・・というガチめな方も歯ごたえ十分なゲームだと思います。ぜひ。
(2020.05.16 用語入れ忘れ修正。また「Tok!Tok!Tok!」について、後で読み直してこの書き方だとDJMAXの曲だと勘違いされそうだと思ったので修正。)