ブラックホール警察という語感が好きすぎる。
ブラックホールとされる天体を精査しては何度も否定してきたことから「ブラックホール警察」と呼ばれる研究チームが自分達でブラックホールを発見したというニュース。
そりゃそれだけのブラックホールガチ勢なら自分達でも探してるんでしょうけど、本当に見つけちゃっててんやわんやしているであろう絵を想像しほっこり。
特に好きなのが記事のこのくだりです。
研究チームを率いたルーベン・カトリック大学のTomer Shenarさんは「ブラックホールかもしれないという話の誤りを指摘するということを何年も続けてきた研究者として、この発見に関しても私は非常に懐疑的でした」と述べている。そのShenarさんが「ブラックホール・デストロイヤー」と呼ぶ米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターセンターのKareem El-Badryさんも、発見を疑ってかかっていたようだ。「Tomerさんに再確認を頼まれた際にも、私なりの疑問がありました。しかし、ブラックホール抜きでそのデータをうまく説明できる方法が見つからなかったのです」。
ブラックホール警察のリーダーがブラックホール・デストロイヤーと仰ぐ人物に再確認を依頼するという展開がなんかもうツボ。
それはそれとして、こうした「穏やかな」ブラックホールが天の川銀河の外で見つかったのは初めてらしく、今後のブラックホール研究の進展が更に楽しみになりました。もう一度ブラックホールの本に挑戦しましょうかね・・・(何度か挫折してる)。