あけましておめでとうございます。年末年始いかがお過ごしでしょうか。
今年も備忘録を兼ねて、2018年の気になる出来事をまとめてみました。明るい話題から難しい問題まで。個人的に印象に残った出来事を中心にまとめています。
ゲーム
eスポーツ関連でかなり動きのある年だったと思います。
一番インパクトがあったのはDFMの快挙でしたが、アジア競技大会でのeスポーツ採用もありましたし、ロケットリーグ、クラッシュロワイヤルなど、色々な競技種目が日本でも目に付きやすくなった印象があります。
eスポーツ黎明期という雰囲気が漂う中、給料未払いやチーム移籍時のトラブルなど、今後の課題になっていくであろう問題も起こりました。
2月:日本eスポーツ連合JeSU設立
2月1日、日本eスポーツ連合(JeSU)が設立。しかしその競技種目にはパズル&ドラゴン・モンスターストライク、賞金関係の発言で法律と食い違っているんじゃないかと話題になったりと、設立当初から首をひねるような話題が続出しました。
今後の動きも注視していきたいですね。
5月:eスポーツが東南アジア競技大会で競技種目に
東南アジアスポーツ連盟が主催する総合競技大会・東南アジア競技大会にてeスポーツが正式種目に。その競技種目もLeague of LegendsだったりStar Craft2だったりハースストーンだったりとなかなかガチめなラインナップで話題を呼びました。
2019年には更なる動きがあるようで、今後にも注目していきたいですね。
5月:韓国人プロ選手が引退を表明 背景に「在留カード」
League of Legendsの日本リーグLJLに1チームの選手として多大な貢献をしてきた韓国人選手・Daraが引退を表明。背景には2月に発覚した選手の在留カードをめぐるトラブルが関係しているとのことで、各所で議論になりました。
なお、問題を起こしたPENTAGRAMは11月30日にLOL部門を解体しています。
(League of Legend部門解散のご報告 | NEWS | PENTAGRAM(ペンタグラム))
6月:eスポーツチーム「DetonatioN Gaming」が出演料滞納で謝罪
こんな話題もありました。eスポーツチーム「DetonatioN Gaming」が選手に対し半年間にわたって出演料を滞納していた事が発覚。きっかけは元所属選手のブログ記事とのことで、ファンからもかなり厳しい追及があったようです。
DetonatioN Gamingは元所属選手の記事内容を事実と認め謝罪。今後はスタッフの増員、チェック体制の強化をするなど対策をしていくとの事です。
10月:DFMがプレイイン・グループステージを突破!LJL初の快挙
本戦まであと一歩!League of Legendsの世界大会World Championshipsにて、DFMが予選第一ラウンドを突破、本戦まであと一歩というところまで迫りました。これは日本のプロリーグ始まって以来の快挙で、ゲーム関連サイト以外でも話題になるほどでした。
配信URL:新生DFM2019年ロースター発表 in EDION豊田本店
そのDFMは12月に新ロースターを発表。SUPにGaeng(ゲン)選手、サブmidにramune選手を迎えての新体制で次のLJL優勝、国際戦でのさらなる躍進を狙います。選手の育成にも力を入れていきたいとのことで、今後に注目です。
12月28日にはDFM公式チャンネルでエディオン豊田本店ロースター発表会・ファンイベントの模様も放送されていました。
12月:日本テレビ傘下のアックスエンターテインメント、プロeスポーツチーム設立
日本テレビ傘下のプロeスポーツチーム「AXIZ」が発足、LJLCSを廃止し8チーム体制・Bo1形式となったLJLへと切り込みます。
日本テレビはアックスエンターテインメントの設立はもちろんの事、LJL決勝(春・夏)においてパブリックビューイングを実施するなど、大きな動きがあったので気になっていたのですが、まさかLoLチームを作るとは思わず・・・発表を聞いたときは震えました。今後の動向に注目です。
関連記事
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アニメ
今年のアニメ関連は権利関係で頭を抱えるニュースが相次ぎました。
5月:「ブギーポップは笑わない」原作イラストレーターが激怒 「JPEG一枚来たこともない絵」
ライトノベル原作のアニメ「ブギーポップは笑わない」PVに対し原作のイラスト担当、緒方剛志さんがTwitter上で不満を吐露。「家にコピー紙一枚、JPEG一枚来たこともない絵」と、自らのチェックが入っていない絵がPVで使用されている事に対し連日不満をツイートし、話題になりました。
問題はKADOKAWA側の伝達ミスにあったとの事で、既に話し合いの末問題は解決しているとのこと。
7月:「この世界の片隅に」製作委員会 放映中のTBSドラマ版について「一切関知しておりません」
アニメ映画版「この世界の片隅に」の製作委員会が7月24日、TBSの実写ドラマについて「一切関知しておりません」と発表。
「この世界の片隅に」は漫画アクションにて2007年~2009年まで連載されていたこうの史代さんの漫画作品。2011年にも「終戦記念スペシャル」として日本テレビ系で既にドラマ化されていますが、2016年にアニメ映画化されたのがヒットし話題になりました。
今回の発表は、放映中のTBSドラマにこの2016年のアニメ映画版を真似したような箇所が多数見受けられたこと、スペシャルサンクスに製作委員会の名があった事に端を発しているようです。
7月:漫画原作のTVアニメ「はたらく細胞」放送
細胞の擬人化で体の中のあんな症状、こんな病気を分かりやすく漫画に!漫画原作のアニメ「はたらく細胞」が放送。「がん細胞」回をがん研究者が絶賛するなどして話題になりました(記事)。12月には風邪症候群のエピソードも公開されています。
10月:辻谷耕史さん死去 「無責任艦長タイラー」タイラー役、「犬夜叉」弥勒役など
「無責任艦長タイラー」タイラー役、「犬夜叉」弥勒役など、個人的にも印象深い役を担当されていた声優・辻谷耕史さんが10月17日、亡くなっていた事が分かりました。辻谷さんは音響監督としても数多くの作品に関わっており、近年では『昭和元禄落語心中』OVA版、TVアニメ版の音響監督も担当していました。
気象・天文
相次ぐ災害 地震に豪雨、豪雪による計画運休も
2018年は自然災害が凄まじい年でした。豪雪による計画運休から始まり、西日本豪雨、大阪北部地震、北海道胆振東部地震・・・これがすべて2018年に起こったのかと思うとぞっとします。
災害からまだ1年も経っておらず、今後の復興事業も気になるところです。
1月末:3年ぶりの皆既月食
3年ぶりの皆既月食。私は見る事は叶いませんでしたが、各所で写真があがっているのを見て楽しんでいました。
6月下旬:火星が大接近!
今年・夏は火星が見ごろ!火星が周回軌道の関係で地球方面へ近づくということで、これも話題になりました。マイナス2等星となると相当明るく、都心に繰り出しても「おっ?もしやあれかな?」と分かるくらいでした。
その他の話題
5月:日大選手のタックル問題
関西学院大学と日本大学の定期戦にて日本大学の選手が悪質な反則プレイを行い話題に。その裏にはパワハラと呼べるような酷い指導もあったようで、スポーツ指導のあり方について各所で議論されていました。今年は他にも体罰・暴力問題がスポーツ関連では取りざたされていました。
6月:ワールドカップ2018で日本がベスト16!
NHKの配信サイト・アプリの完成度がすさまじく高い事でも話題になった今大会。なんと日本が予選を勝ち上がり本戦へ、ベスト16に。
私はパソコンで視聴したのですが、色々な視点で見れたりデータが一覧できたりするのが楽しくて楽しくて、ノリノリで観戦しました。大会前に監督が変わったりとゴタゴタしているのをニュースで聞いていただけに、ここまでアグレッシブな試合を見せてくれるのは正直驚きでした。
7月~:医学部入試に不正 次々と発覚する点数操作
病院によくお世話になる私にとってはぞっとするようなニュース。7月の裏口入学発覚をきっかけに次々と不正入試が発覚。なかでも女子の一律減点や浪人年数での減点は各所でかなり話題になっていました。
10月:インテルCPUが品薄 2019年後半まで続く見通し
(追記)話題としては9月頃から聞きましたが、ニュースになったのは10月頃。IntelのCPUが世界的に品薄に陥り、この状態はしばらく続くとのこと。Windows7のサポート終了が2020年とのことで買い替えを検討するユーザーが増える中、PCの値段が心配になるニュースでした。
おすすめの2018年まとめ記事
いかがだったでしょうか。最後におすすめのまとめ記事を紹介しておきます。
(2018.01.13 話題を追加)
(2019.06.18 一部リンク先削除)