グループステージ真っただ中ですが、プレイイインステージの感想です。今回はこれくらいのペースでのんびり掲載する予定。
※日本語放送のアーカイブがまだYoutubeにあがっていないので、動画は本家配信のURLを参照します。確認次第掲載。
プレイイン・グループステージ
DWGはほぼ1位抜け確定だろうと思われる中、どこが2位抜けになるのか、DWGと当たってしまうのはどこなのか・・・。そんな視点で観戦したプレイインステージでした。
どのグループも初日は荒れに荒れ、どこが勝ち抜けるのか分からなかったものの、結果的に順当に上位プールのチームが勝ち上がったという感じでしたね。そんな中、pool3のチームの奮闘が印象に残っています。
グループBではDFMの応援にも熱が入りました。LECのチームに勝ったのは嬉しかったですが、勝ち上がれなかったのは残念・・・!
グループA(CG・UOL・MMM)(CG,UOL勝ち抜け)
MMMが前評判以上の奮戦。 Babip選手のスカーナーJGでのプレイや、k1ng選手のカイサでのバロンスティール(偶然?)は特に燃えました。2勝-2敗が3つ並びの大混戦に発展するも、最後は順当にpool1のチームCG、pool2のUOLが勝ち上がった形になりました。
このグループの中では、UOLのBOSS選手も際立っていました。特にレネクトンのプレイ、これぞトップレーナーという戦いっぷりで個人的にたまりませんでした。
グループB(SPY・ISG・DFM)(SPY,ISG勝ち抜け)
DFMがメジャーリージョンLECに初勝利も(動画)プレイイン・グループステージ勝ち抜けならず。課題が残る戦い。最後のISG戦は1時間にも及び(動画 )、応援する身としては心臓がひしゃげ潰れるような思いの中での観戦でした。勝って欲しかった・・・。でも、夢を見せてくれてありがとうDFM。
最終結果はSPY3-1、メジャーリージョンの維持を見せましたが、ビルドの問題やプレイミスなど、ちょっとひやひやする試合内容で、グループステージが心配に。そんな中で、ISG戦、カイサ、ザヤ、アッシュをバンされピックしたジンが強く印象に残っています。あのkobbe選手のジンは絶品でした・・・。
ISGはseiya選手とoddie選手を中心に丁寧な試合を見せてくれ期待以上の戦いっぷりでした。Buggax選手のクインがものすごい勢いでサモナーズリフトを飛び回る様も印象に残っています(動画)。クインTOP、グループステージでは登場しますかね?
グループC(HKA・LK・MEGA)(HKA,LK勝ち抜け)
HKAは前半不安定な戦いを見せており、結果的には1位通過だったものの、ちょっと心配になる試合内容でした。MEGAはバロン周辺のファイトの苦手さが浮き彫りになります。このグループの試合については終始グダグダしていたという感じ。そんな中、ベトナムチームLKが宣言通りの殺意剥き出しの戦いっぷりを見せてくれました。
グループD(DWG・RYL・FLA)(DWG,RYL勝ち抜け)
結果を見ると圧倒的DWG。しかし、ボットレーンを中心にポジションが浮いてしまうようなプレイが目立ち、ちょっと心配な試合内容でした。
もともとソロレーンの強さで勝ち上がってきたチームですが、ここまでガタガタになるのは意外。まだヨーロッパの会場に慣れていないのでしょうか?Nuguri選手のブラッドミアがカル装備にねこばばルーンだったのがやたら印象に残っています。
RYLは予想以上にDWGとやりあってくれました。後半はDWGが格の違いを見せつけるような展開でしたが、ノックアウトステージの内容に期待の高まる内容。 細かい所でcyeol選手のルブランの上手さが光っていて、ちょっとこの選手については応援したくなりました。
元DFMのshrimp選手がいる事でも良く知られているFLAも予想以上の奮戦を繰り広げました。RYLとタイブレークまで行ったのはびっくり。
プレイイン・ノックアウトステージ
プレイイン・グループと同じく最終的には強いチームが前評判通り順当に勝ち上がっていくという内容でしたが、そんななかでDWG vs LKでLKのあげた一勝や、UOL vs SPYのフルゲームが強く印象に残っています。
DWG vs LK(DWG勝利)
Game1でトリスターナがぴょんぴょん飛び跳ねながらネクサスを殴っている場面が印象的でした。Game1はLKの劇的な勝利。しかしGame2以降は丁寧なマクロでDWGが勝利。最終的には3-1でDWGの勝利でした。とはいえ、グループステージが心配になる試合内容でした。Nuguri選手のカルスタートは一体何なのだ・・・。
ピックとしてはGame1のガレン&ユーミが結構成功していたのが意外です(最終的には負けてしまいますが)。グループステージでも試されるのでしょうか。(※ここの感想書く途中でグループステージ見た)・・・た、試されまくってるみたいですね!
あれだけナーフされてもまだまだユーミのダメージは高いよう。使い手次第という感じですが、バンピックを上手くやればまだまだ出てくるのかなという感じのピックでした。
CG vs RYL(CG勝利)
CG / Huni選手のキャリーっぷりが印象に残っています。特にGame3のエズリアルTOPには驚きました。バンピックに至ってはCGの方がずっと上という印象です。プレイ内容はCGにも粗があったものの、マクロ運びは前に見た試合よりずっと丁寧になっており、Game3には6ドラゴンをも獲得してのCGの勝利でした。
ピックに関してちょっと気になった事もありました。プレイイングループステージでRYLが一度成功させたブリッツが同じくGame3で再登場しましたが、ブリッツの典型的負けパターンといった感じ。
いま、攻守器用にこなすスレッシュ、エンゲージをバッチリこなせるノーチラスと二体のフック系チャンピオンがサポートピックとしてよく選ばれる現状、やはり防御手段が少ないブリッツはピックが難しいのでしょうか・・・。再登場の機会を待ちたいとおもいます。
HKA vs ISG(HKA勝利)
ISGのプレイも面白かったですが、それよりHKA、プレイイン・グループの戦績はなんだったんだというくらい安定したプレイでした。
特にGame4、ザヤとラカンのカウンターとしてベイガーが登場したのが強く印象に残っています。今後、メイジのボットレーンとして既出のハイマーディンガー、フレックスにもなるシンドラ、今回のベイガー以外にどんなボットレーンがでてくるのか気になります。
UOL vs SPY(SPY勝利)
UOLは元EU-LCS(現LEC)で、熱狂的なファンがいるチームでした。
財政的問題もあってLECを去る事になってしまったそうなのですが(海外記事)、今年にLCL*1進出を果たします。つまり、古くからのEULCSファンにとっては実質EU vs EU、懐かしの対戦でもあるのです。SPYのVizicsacsi選手とXerxe選手は元UOLの選手でもあります。試合内容も勿論のことですが、観客のチャント合戦に胸が熱くなる試合でした。
ピックとしてはGame1、アカリに対してUOLがケイルを出したのが気になります。序盤はSPYが圧倒したものの形成が逆転、そのままUOL側が勝ってしまいましたが、もしあの逆転劇がなかったら、果たしてケイル>アカリだったのでしょうか。
Game5、SPYがブルーサイド側でパンテオンをバンしたのも気になります。ま、まさかパンテオン使えないとか?まさかな・・・。
他にもSPYはプレイインステージ中、なんだかビルドが変な時があったのが気になりますね。Xerxe選手のヘカリムがフルタンクビルドにいったり、vizicsacsi選手のケネンがゾーニャの砂時計を積まなかったり*2。グループステージではちゃんと修正されるんでしょうか。
トップレーンのタンクチャンピオンは今後どうなるのか
あと個人的に、チョ=ガスが出て来たのにもびっくりしました。
いまトップレーンと言えばガンクプランクやナーが中心で*3、ほかにアカリやイレリアと言ったアサシン、レネクトンやカミール(そして場合によってはフィオラ)などのファイター、ライズなどのメイジが登場しています。プレイインステージではトリスターナやクイン、エズリアルなんてものも出てきました。タワープレートの事もあり、タンクは一見息苦しそうに見えるメタです。
そんななか、チョ=ガスは最近、グレイシャルオーグメントを選択してツインシャドウやGLP800を積むビルドに進む事も多く、「序盤メイジ、中盤以降タンク」のような立ち位置にあります(参考)。
ところがこの試合では、不死者の握撃にフルタンクビルドでした。しかも、結構活躍している場面もありました。vizicsacsi選手だからこのピックだったのか。あるいは構成によってはタンクが入り込む余地があるのだろうかと、グループステージのバンピックも気になる試合内容でした。
関連記事や動画へのリンクなど
The Penta
The PentaではMMM/k1ng選手の「残り1」からのバロンスティールのシーンや、DFM/evi選手のソロキルシーン、そしてDFM/Ceros選手の超絶避けプレイがピックアップされていました。すごいぜ。
DFM関連
invenglobalによるDFMインタビュー英訳
試合後インタビュー記事が満載のinvenglobalでは、ceros選手へのインタビューも。こちら日本語放送でもインタビューの様子が映っていたので、聞いていた日本語が英語に翻訳されているというのはなんだか不思議な感じです。
FOMOSによるインタビュー動画
eスポーツを取り扱っている韓国のメディアFOMOSでは、DFM選手のインタビュー動画もありました。こちら両方とも日本語音声で、字幕が韓国語です。
Ramune選手のビザトラブルに関する記事
なぜ渡航ができなくなってしまったのか、ビザについて軽く触れている上記の記事は参考になりました。ドイツ外務省のサイトにも簡単な説明が載っているみたいです(シェンゲン・ビザ(短期訪問ビザ) - ドイツ外務省)。
本当はこうした説明はLJL公式サイトを参照したいのですが、9日の関連記事には特に説明されていませんでした。残念です(記事)。
他チーム記事
Splyce関連
- League of Legends: [Worlds 2019] Splyce Humanoid: "I think Fnatic and G2 can get really far. (...) I think they could win against any team." - Inven Global
- League of Legends: [Worlds 2019] SPY Kobbe: "We're going to have to improve a lot if we're going to have a chance to make it out of the group stage." - Inven Global
LECのチームSPYのインタビュー記事。無事に勝ち上がってひとまず安心ですが、アイテムビルドや試合の展開の仕方など、課題多きプレイインステージと言う感じでした。