今年もこの季節がやってまいりました。今大会はいくつかの応援していたチームがやっと国際戦出場!ということもあり、DFM戦も含め楽しみです。
今年は9月~10月にかけて色々なゲームの発売があり、私もいくつかのゲーム発売を待ちながらの観戦になります。ゲーマーとしてはなかなか多忙な時期ではありますが、WCSもあますことなく楽しんでいけたらと思います。
というわけで、自分なりに基本情報と見どころをまとめてみました。
- World Championship(worlds,WCS)とは?
- 基本情報・使用パッチなど各種サイト一覧
- 気になるチャンピオン
- 個人的注目チーム
- 試合開始は日本時間で10月2日20時 DFM戦は2日21時から
World Championship(worlds,WCS)とは?
毎年秋に行われる League of Legends最強チーム決定戦です。世界中の各地域を勝ち上がってきたトップチームが、王者の座を賭けて争います。
今年はヨーロッパでの開催で(ドイツのベルリン、スペインのマドリード、決勝のみフランスのパリ)、試合時間はだいたい20時~深夜1時や2時までと、日本から観戦するファンにとっては眠気との戦いになります。今年のWCSは日本語放送が全試合ありますし、しっかり体調を整えて観戦していきたいですね。
2019年10月12日3時追記:10月12日の日本語放送に関して
2019年10月12日台風19号接近のため、キャスターの安全を考慮して日本語放送は中止するそうです。(LJLツイート)
ラグビーワールドカップの試合も一部中止となり、臨時休業や計画運休が続々発表される中、どう対応するか気になっていましたが、スタッフやキャスターの安全が優先されるようでなによりです。
本家配信チャンネルURLは以下の通りになっています。
台風の接近で停電などの危険もあるかと思われます。1958年の狩野川台風に匹敵するほどの被害規模になるかもしれないのでしっかり備えて欲しい、という気象庁の注意喚起もあったので(報道発表資料)、台風の接近する地域の皆さんは十分に気を付けてください。
(13日15時50分頃追記)13日からは予定通り日本語放送が行われるようです。(LJLツイート)
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台風一過でも警戒続く 川の氾濫や土砂災害 多数発生(日直予報士 2019年10月13日) - 日本気象協会 tenki.jp
基本情報・使用パッチなど各種サイト一覧
使用パッチは9.19。MSI直後のパッチ9.9でリフトスカトルの出現時間が3分15秒になり(リンク)、少し森の様子は落ち着いてきたものの、タワープレートの影響でまだまだ早い展開の試合が望まれるメタになっています。細かい調整は迷走している感もあり、先の見えにくいメタです。
パッチ9.14のバグ大量発生前後からバグで試合が長時間中断になる事態が増え、調整内容も少し心配ではありますが、とにかく今大会、大切な試合が何事もなく進行できる事を願います。
公式ページ
- 使用パッチ:パッチノート 9.19 | League of Legends
- 観戦用ページ(スケジュール、VOD):LoL eSports | ライブ観戦
- 海外公式ページ(英語)(最新情報など):LoL Esports
- LJL公式ページ:(スケジュール、概要など)League of Legends Japan League
- 参加チームの紹介:(確認でき次第掲載、今回はもしかしてない?)
- Pick'emのお知らせ:Worlds Pick’em が今年も登場! | League of Legends
- 2019 World Championship: 開催地&日時情報 - League of Legends Japan League
- 詳細:Worlds 2019イベント | League of Legends
- Worlds Pick'em | リーグ・オブ・レジェンド World Championship 2019
関連動画
本家放送:抽選会の様子
ライアット公式で放送された抽選会では、Team VitalityのYamatoCannonコーチと同じくJiizuke選手が抽選ボールを選ぶ為に登場しました。Jiizuke選手は今年も見たかったなという思いもあるのですが、抽選会の様子も面白かったので、気になる方はどうぞ。
もちろん、DFMの言及もあります。(27分頃)(40分、DFMが抽選された場面)(1時間20分頃、SPYvsDFMについての話題になって)。DFMに言及した部分については有志の方がまとめた翻訳動画や記事もいくつかあるので、ぜひ探してみてください。LECキャスターVedius氏はすっかりLJLファンとしてお馴染みになってしまいましたね(ツイート)。
また、TwitchのRiotgamesJP公式チャンネルでは、この抽選会に合わせて事前番組「Road to Worlds 2019 」がありました。この番組がとても分かりやすかったので、気になる方は是非(アーカイブリンク)。
注目チャンピオンやパッチに関する動画
(3日追記)10月1日にはWCSでの注目ピックを紹介する動画が複数あがっていました。パンテオンについてはずっとバンされるだろと思って特別項目を設けなかったのですが・・・。出て来ちゃいましたね!Rの事があるので使い手次第かなという感じはします。
非公式ページ
- 選手・チーム情報(英語):Leaguepedia | League of Legends Esports Wiki
- 大会中のバンピック統計(英語):Games of Legends
その他、観戦の際に便利なページについてはこちらのページも合わせてどうぞ。
気になるチャンピオン
ここ数パッチ変な調整もあり、ちょっと見るのが怖い今大会です。タムケンチのEナーフは意図が分からず、理不尽にすら感じました。ともかく、私の気になるチャンピオンを紹介します。
ジンクス
毎年ネタとしてなんとなく最初に紹介するジンクスですが、今年はプロシーンでも見かける事が増えた印象です。なんと統計サイトを見ると159ピックもされています(参考リンク)。
ソロQにおいてもいくつかの統計サイトを見る限りパッチ9.18で勝率52%~53%という数値を誇っていました。なんでこんなにジンクスが強くなっているのか。他のADCのナーフが効いているのでしょうか?
それでもプロシーンだと他のADCと張り合うのはちょっときついとは思います。WCSで活躍することはあるのでしょうか?
ガリオ
パッチ9.14でW中にフラッシュ出来なくなったあと、パッチ9.17で良く分からないバフを受けました。ガリオ好きの私としては、この調整をどう受け止めて良いか分かりません・・・。
ともかく最近、MIDの勝率とピック率が再び上がってきています。WCSでの評価が気になります。
ツイステッド・フェイト
トリニティーフォースやラピッドファイアキャノンを積んだ彼の姿は記憶に新しいですね。ランダムミッドでも構成によってADビルドに行く事があった彼ですが、パッチ9.19でEがバフを受けました。増加攻撃速度40%って、なに?
これまでメタの中心になるチャンピオンというわけではなかったものの、FNCのNemesis選手が今シーズンフェイトで大暴れしており、プレイインステージでDFMに当たるISGのseiya選手も3回ほどピックしています。今回は他にも、特定の選手に影響が出そうなバフがちょくちょくあるのが気になります。
ブリッツクランク
パッチ9.14でRが敵のシールドを破壊するように。更にパッチ9.19でQスキル:ロケットグラブの射程が100伸びました。1150です。エズリアルのQくらいの射程。これ誤植じゃないんですか?Wでちょっと前のめりにならないと当たらないくらいが好きだったのに、この調整は誠に遺憾であります!
・・・私情はともかく、フック系チャンピオンが得意な選手のいるチームがこの変更をどう捉えるか気になります。
アッシュ
パッチ9.19でQのAAキャンセルが可能に。機動力が地味に上がっています。この調整ですごく戦いやすくなったのではないかと思うのですが、実際のピック率はいかに?スロー調整も気になります。
ザヤ
安定ピックとしてそこそこの登場率だったザヤですが、スターガーディアンスキンの出たパッチ9.18のタイミングでナーフを受けました。基礎物理防御が28→25、そしてRのクールダウンが20秒も長くなっています。
それでもまだまだ戦えるのではないかと私は思うのですが、この調整でピック率がどうなるか気になります。
ユーミ
組み合わせによっては凶悪な性能を発揮するユーミ。どの地域でも良くバンされているのを見かけました。LECではガレン&ユーミも出てきて話題になりましたね(youtube動画)。
厄介なのがWによる味方への取り付きで、なんと密着している最中は味方のリコールやテレポートにも付いてきます。なんてこったい。他にもあちこちに飛び移りながらスネア攻撃を放てるRは強力です。
少し前、怒涛のナーフを受けていましたが(パッチ9.14・9.16)、それでもパッチ9.17、バン数はまだ多かったです。パッチ9.19、更なるナーフによって果たしてどうなるか。このチャンピオンについては試合で見れるかどうかより、バンされるかどうかが気になります。
エコー
パッチ9.16でRとEのバフ、更にパッチ9.18ではWのバフ・スタン効果時間が伸びました。
エコーといえば昨年WCSではjiizuke選手のプレイが印象に残っていますが(今年も見たかった)、プロのビルドが載っているサイトを見ていると、現在はジャングラーとして運用される方が遥かに多いようです。
バフを受けて果たしてピックされるのか。秘策として用意しているチームがいたりしないかな?と個人的に気になっています。
個人的注目チーム
今回はRiotJPの公式番組で全チームの簡単な解説がありました。すごく分かりやすいので、全チームの解説が聴きたい方は是非動画を視聴してみてください。
そのうえで、私の気になるチームを紹介します。
FunPlus Phoenix(FPX)(LPL/中国)
LPL(中国)代表3チームのうちの1チーム。2017年の12月にできた比較的新しいチームで、今年WCS初出場となります。
特筆したいのは今シーズンにミッドパンテオン(※リメイク前)を繰り出していたDoinb選手ですが、春から既に完成度の高いチームで、見ていて気持ちの良い連携をするチームでした。私はこのチームのプレイが楽しみで仕方ありません。果たしてそのポテンシャルをWCSでも活かせるのでしょうか。
DAMWON Gaming(DWG)(LCK/韓国)
なんでこの化け物プレイインステージにいるの???
LCK(韓国)代表3チームのうちの1チーム。ソロQ強者を集めたというドリームチームで、かなりゴリッゴリに攻めます。以前から活躍を期待されていましたが、なかなか国際戦には登場せず私もやきもきしていました。今回、WCS初出場との事でGRFとともに楽しみにしています。でも、なんでプレイインステージに。やめてくれよ・・・。
注目はやはりNuguri選手、showmaker選手でしょうか。特にNuguri選手のプレイは大好きなので、世界の名だたる強豪相手にどんなプレイをしてくれるのか楽しみです。
Griffin(GRF)(LCK/韓国)
LCK(韓国)代表3チームのうちの1チーム。こちらも以前から国際戦出場が期待されていました。このチームに関しては昨年見たかったなという思いもあります。今チームとしてはごたついているみたいで、26日にはコーチの脱退も発表されていました(ツイート)。
私が好きなのはLehends選手。いま、アリスターがほとんど見られないメタになり、タムケンチも何パッチかでナーフを食らって苦しい状況ではありますが、Viper選手とのコンビが今大会活躍してくれることを願っています。
G2 Esports(G2)(LEC/ヨーロッパ)
ヨーロッパ(LEC)代表3チームのうちの1チーム。今年、Caps選手の加入、Perkz選手の大胆なロールチェンジから調子を上げてきていて、今年のMSIでは優勝しています。その後、夏シーズンのプレイオフではBo5でのメンタルの強さも見せつけてきました。今大会ではどんなピックを繰り出してくれるのでしょうか。
同じくLEC代表チームのSPYに「 make sure you hard focus DFM...」とツイートしていたのはちょっとヒヤッとしましたが*1(ツイート)、ともかくプレイが楽しみです。
個人的に注目しているのはPerkz選手。ADCがすっかり板についた印象でしたが、LECファイナルではまたもシンドラで魅せてくれました。私はもう彼をADCとして受け入れるしかないようです。早く試合が見たいです。
GAM Esports(GAM)(VCS/ベトナム)
ベトナム代表(VCS)チーム。最初にLOLのプロの試合を見た2017年MSI、このチームが奇策を披露するのが好きで好きでたまりませんでした。その時活躍していたLevi選手が帰ってきたとの事で、いまワクワクが止まりません!
更にこのチームには今、今年MSIの時PVBにいたzeros選手もいます。私はちょっとVCSの試合を見れていないのですが、かなり期待できるとのことで、もう今大会は一切このチームの試合をチェックしないで新鮮な気持ちで観戦に臨みたいと思います。楽しみです!
Splyce(SPY)(LEC/ヨーロッパ)
LEC(ヨーロッパ)の代表3チームのうちの1チーム。プレイイン・グループステージでDFMと当たる2チームのうちの1つです。いまLECはG2とFNCが強すぎるくらいですが、それでもMSI優勝チームを出した強い地域の1チーム。苦戦は必至でしょう。正直このチームについては無事に勝ち上がって欲しい気持ちが強く、DFMと同じグループになったのは応援する立場として非常に複雑です。とにかく、良い試合をしてくれ!
注目はMIDのHumanoid選手、それとキヤナやノクターンもピックしていたJGのXerxe選手ですが、個人的にはTOPのVizicsacsi選手が好きなので、evi選手との対決も気になります。
DetonatioN FocusMe(DFM)(LJL/日本)
我らがLJL(日本)代表チーム。今シーズンはチャンピオンプールについて試行錯誤をしている印象がありましたが、果たしてその成果は出るのでしょうか。昨年の事もあり、どうしても期待してしまいます。Visa申請の関係でサブのramune選手がプレイインステージに出られなくなったのが少し心配ですが(ロスターについて)*2、無事勝ち上がって欲しいです。
どの選手の活躍も見逃せませんが、今回注目しているのはCeros選手。LJLファイナルではエコーのプレイで魅せてくれました。ジクス(パッチ9.16)やハイマーディンガー(パッチ9.19)のバフで追い風も来ています。今回はどこまでやってくれるのでしょう?
試合開始は日本時間で10月2日20時 DFM戦は2日21時から
いかがだったでしょうか。今年は観戦者向けのサイトや個人ブログの活動が活発になった感じがあり、私自身とても楽しく読ませていただいています。観戦はもちろんの事、いろんなサイトのいろんな感想を読むのが今からとても楽しみです。
今回は昨年までのハードスケジュールを反省し(腱鞘炎がひどかったので)、毎日分の試合感想を掲載していくということはしないことにしました。メモだけ作っておいて、プレイインステージのまとめ、グループステージのまとめ、決勝までの感想という感じでまとめて感想記事を掲載していく予定です。
そのうえで、決めておいた記事とは別に「これはすぐ記事にしたいな!」という試合があったら突発的に記事を書くという感じにしたいと思います。これから約一か月間、共に楽しんで観戦していきましょう。
(2019.09.29 いくつかの誤字修正、細かい表現修正)
(2019.10.01 ラピッドファイアキャノンがラピッドキャノンファイアになっており修正しました。決勝の舞台について書き忘れていたので追加。眠い中書いていたのがバレますね・・・!他にも細かい修正点や記事の追加があれば随時更新します)
(2019.10.03 公式動画へのリンク、紹介文追加)
(2019.10.10 pick'emページののリンクを追加)
(2019.10.12 12日の日本語放送について追記。その後何度か修正)