知る人ぞ知る幻のゲーム「ガラージュ」。このNintendoSwitch版が6月6日に配信されるとのニュースが本日飛び込んでまいりました。びっくりしました。てっきりSteam版までかなと・・・。
「幻のゲーム」がついにSwitchに進出
あらすじとしては「ガラージュ」という治療装置にかけられた主人公が、精神世界からの脱出を図るというものです。内容は至って正統派の謎解きADVなのですが、独特のテキストや世界観もあって、それを感じさせない出来となっております。
本作はもともと、東芝EMIより1999年に発売されたゲームだったそうなのですが、発売時期がちょうど東芝EMIがCD-ROM事業から撤退する時期と被ってしまったために、初版のみの販売で終わりを迎え、幻のゲームとなってしまいました。しかし独特な世界観から各所で紹介されて知る人ぞ知る作品になり、一時は中古ソフトが何十万ものプレミア価格で流通するほどでした。
そんな本作ですが、制作監督者の尽力とファンの支持もあって、クラウドファンディングを通してリメイクが実現し2021年12月にモバイル向けのリメイク版が発売。更に翌年にはSteamでモバイル向けに削らなければならなかった内容を拡張したバージョンが配信されました。
これが更に時を経て2024年、今度はSwitchにやってくるというわけです。その熱意には頭が下がる思いです。各所の記事を読むに性的描写を削ったモバイル版を踏襲した内容だと推測されるそうですが、作品の核は間違いなく味わえるでしょう。
私は(当時のメモが正確ならば)「INDIE Live Expo 2021」の時に存在を初めて知りまして、余裕のある時にやろうやろうと思いながら何年も積んでいるゲームの一つなのですが、今回の配信発表で積みゲーである事を突きつけられ悶え苦しんでおります・・・。
どうしましょうマジで。私この手のゲームやると数日くらい戻ってこれなくなるんで・・・。でもめちゃくちゃやりてえ・・・。
(参考記事を追加、説明を修正)
06.06追記:本作は「こういう風にしか世界を捉えられない人」の精神世界を描写したゲームでもあるので、描写自体の嫌悪感はもちろんのこと、著しく偏った主人公の価値観、特にジェンダー観について不快感を持たれる方も多いかと思われます。私はこの手のゲームで熱を出して寝込んでしまうので、生活に支障を出すわけにもいかず、先がなかなか遊べていない状況です。
描写に込められた意味関係に短絡的な物を感じて嫌悪感を覚えるし、主人公がそういう世界観の中を生きるしかなかった半生だったと思うと尚の事しんどい・・・。
鬱ゲーでもありますので、その手のゲームで吐いたり寝込んだりする方は、十分に注意して遊んでくださいね。