凱旋門賞も楽しみですが、まずは今週末25日の産経賞オールカマー(G2)です。秋G1に向けて丁度良い位置にあるこのレース。馬の明日を占うレースとして使う陣営も少なくありません。しかし今回のオールカマーは、少しいつもと毛色が違う感じがします。何しろ復帰勢が多い。
骨折や屈腱炎からの復帰馬が多数出走 2年以上のブランクがある馬も
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【オールカマー】ソーヴァリアント 骨折から復帰、大竹師「“過去イチ”と言える状態」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
クレッシェンドラヴ(ステイゴールド産駒)、ヴェルトライゼンデ(ドリームジャーニー産駒)、ソーヴァリアント(オルフェーヴル産駒)、ウインキートス(ゴールドシップ産駒)、バビット(ナカヤマフェスタ産駒)、といった、ステイゴールド系の馬たちが集結。ソーヴァリアント、バビットについてはここが復帰戦となり、ヴェルトライゼンデも復帰2戦目。ステイゴールド推しとしては見逃せません。
特にソーヴァリアントは昨年のチャレンジカップの勝ち方にオルフェーヴルみを感じるので、無事に復活して走っているところをとにかく見たいです。もっと勝てる子だと思うんですよ・・・!
今回は怪我から復帰したばかりの出走馬がかなり多く、クリスタルブラックに至っては2020年皐月賞(コントレイル優勝年)以来、2年以上ものブランクをあけての出走となります。
全体的に「無理せず叩き台にして、次で勝って」「でも欲を言えば勝って欲しい」という複雑なメンタルで観戦する馬が多い印象です。全頭無事完走を願うばかり。
ジェンティルドンナの娘、ジェラルディーナも出走予定
そして見逃してはいけないのはジェラルディーナ。彼女はモーリス産駒にして、オルフェーヴルと同時代に競い合ったジェンティルドンナの娘でもあります。ジェンティルドンナはゴールドシップと同じレースを走った事もあり、今回、その因縁あるオルフェーヴル産駒vsゴールドシップ産駒vsジェンティルドンナ産駒が見れるのはかなりの胸熱展開!
ソーヴァリアントとジェラルディーナは昨年チャレンジカップ(G3)でも対決しており、その時はソーヴァリアントが勝利していますが、今回はどちらが先着するのでしょうか。
三冠牝馬デアリングタクトも出走!
更にここに、6月に宝塚記念で3着と、繋靭帯炎からの復帰戦も好調の三冠牝馬、デアリングタクトが出走。この中では実力が抜きん出ているでしょう。繋靭帯炎を乗り越えた数々の名馬のように、デアリングタクトもG1に向けて良い走りを見せて欲しいものです。そしてできればエリザベス女王杯の方に行って欲しい(気が早い)。
今回の予想というか願望ですが、一着はなんだかんだデアリングタクトが勝って「やっぱ三冠つえー!」という展開になるか、「ソーヴァリアント復帰戦であそこまで上がってくるのすごくね?G1いけるんじゃね?」という展開が見たい。もしくは写真判定にもつれこむような激戦とか・・・流石に夢見すぎでしょうか。楽しみですねえ・・・。