ウツギの日々趣味日記

ゲーム・アニメ・音楽・読書など。趣味のことをつらつらと。

今日の読書 #15 「The eSports Market and eSports Sponsoring(Tectum Wissenschaftsverlag)」

今日の読書は「The eSports Market and eSports Sponsoring」。eスポーツ市場についてよく分かる本です。

 

最近eスポーツについて様々な本を読み漁っているんですが、一番分かりやすいのはこの1冊でした。私自身はgoogleplayで電子書籍版を購入し、機械翻訳を使いながらなんとか読破しています。

本書は組織化・クラブの設立・観客の盛り上がりなど従来のスポーツと似たような動きのあるeスポーツについて、本文100ページ付録84ページに詰め込めるだけその市場を織りなしている要素を紹介し尽くしています。

具体例の紹介も多く、ESL(ドイツのeスポーツリーグ運営会社)の名前もありましたし、シャルケ04などの昨今のスポーツクラブの関わりも紹介していました。

個人的には、League of LegendsでおなじみのRiot GamesとカウンターストライクやDota 2でおなじみのValve softwareがそれぞれ「The Riot Model」「Valve model」として短いながらも紹介されていたのが興味深かったです。他にもチームの存在、オンライン配信、ファン層の分析など記述は多岐に渡っています。

良い点だけでなく、ドーピングやチートなどの「リスク」、ゲームに関する世間のネガティブな反応(ここでは特に銃乱射事件について)についても書かれており、単純な紹介本というより、これから関わる人に知っておいて欲しい知識のリストという感じでした。eSports Sponsoringとタイトルにあるように、スポンサーシップに関する記事も充実しています。日本円にして4000円弱と割高感もありますが、短いながらに濃い一冊です。

eスポーツ市場について興味があってちょうど良い本を探している方、この本を起点にして色々調べてみるのはいかがでしょうか。

 

play.google.com

The eSports Market and eSports Sponsoring

The eSports Market and eSports Sponsoring

 

 

 (2019.03.01 一部表記ミスを修正、重複箇所の訂正。追加)