2018年World Championship/プレイイン/ステージ1、1日目の結果一覧と感想です。
本当は数日分をまとめるか・もうちょっと間を空けて掲載する予定でしたが、つい熱くなってしまい手が止まらなかったので早めに掲載しておきます。速報というより備忘録の意味合いが強いので、今後はもう少しペースが落ちる予定です。
- プレイイン・グループステージ1日目(10月1日)
- C9 vs KBM(勝:C9)
- GMB vs GRX(勝:GRX)
- DFM vs KBM(勝:DFM)
- GRX vs KLG(勝:GRX)
- DFM vs C9(勝:C9)
- GMB vs KLG(勝:GMB)
プレイイン・グループステージ1日目(10月1日)
この日一番の衝撃は、当ブログへのアクセスでした。何かのエラーではないかと疑ってしまうくらいの多さでした。
理由は一目瞭然ですね。他、KBM戦勝利直後にwikiを見に行ったらエラーが出る、Twitterにいったらトレンドに#DFMWINが来ているなどなど・・・。色々と信じられない、すごい日でした。
2-0 first day of playins for us but damn that game 2 was spicy..
— Nicolaj Jensen (@Jensen) October 1, 2018
昨年WCSから天を仰ぐような気持ちでプレイを見ていたJensen選手のこのツイートにも、胸が熱くなりました。
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Licorice選手のインタビューでは、リサンドラピックへの言及も少しあります。
ファミ通comでは、DFM選手とKazuコーチのインタビュー記事が掲載されていました。1戦目2戦目の振り返りも。
LJLの通訳もされているスイニャンさんによるLOLPARK内の様子の写真、そしてDFMの写真も・・・!
動画リスト(英語実況)
- 2018 World Championship Play-In VODs - YouTube
- 2018 World Championship Play In Day 1 Highlights - YouTube
- WORLDS COUNTDOWN - Play In Group Stage Day 1 (2018) - YouTube
WORLDS COUNTDOWNでは、各チームの評価や勝利予想が行われていました。DFMの紹介は8分26秒頃(動画)、勝利予想は14分45秒(動画)から。
動画リスト(日本語)
Real Voicesでは、1日目DFM戦の様子をダイジェストで紹介。VC付きでドラマチックに演出していて燃えます。
C9 vs KBM(勝:C9)
ハイライト:C9 vs KBM - Worlds Play In Match Highlights (2018) - YouTube
※ハイライトではVCも聴けたので是非どうぞ!
バンピック
バン
C9(青):ヴェル=コズ、シェン、アカリ/イレリア、ブラウム
KBM(赤):カミール、アリスター、キンドレッド/ガリオ、スレッシュ
ピック
C9(青):1カイ=サ、3エイトロックス、シンジャオ/6ライズ、レオナ
KBM(赤):2アーゴット、ルシアン、4オラフ/5パイク、7ビクター
バンピック所感
TitaN選手のヴェル=コズをターゲットバン。その後、アーゴットにカウンターのエイトロックス、シン・ジャオやカイ=サと手堅いピックをしていくC9に対してルシアン・オラフ・パイクと強気なピックを繰り出すKBM。
意外だったのはKBMのビクターピックにC9のレオナピック。どう試合に響くか。
感想
レーンで押すC9のTOP,MID。ボットレーンもKBM/Riyev選手/パイクが積極的に仕掛けるがレオナが止めていく。それでも戦いを仕掛けるKBMだが、マクロは常にC9の優勢。レーン戦が終わるとZeyzal選手/レオナが味方を守る守る。ときどき調子に乗ってC9がやられる場面もあったものの、有利は覆らず、C9勝利。
GMB vs GRX(勝:GRX)
ハイライト:GMB vs GRX - Worlds Play In Match Highlights (2018) - YouTube
バンピック
バン
GMB(青):ヴァルス、オラフ、エイトロックス/アッシュ、シヴィア
GRX(赤):アカリ、カイ=サ、ザヤ/シェン、ラカン
ピック
GMB(青):1グラガス、3トリスターナ、オーン/6スレッシュ、マルザハール
GRX(赤):2アーゴット、アリスター、4スカーナー/5カリスタ、7シンドラ
バンピック所感
自分達でアーゴットのカウンターになるエイトロックスをバンしてなぜかグラガスをファーストピックするGMB、GRXは当然アーゴットを取る。アリスターにスレッシュを当てる、マルザハールで守備的な選択をするなどGMBのバンピックは首を捻る内容。
対してGRXはアーゴットにアリスターにスカーナーとごりごりのメンバーにカリスタ。アリスターを飛ばす気満々だ。バンピックの時点でかなり差が出た印象。
感想
GRX/Koala選手/アリスターが上手い。集団戦ではGMBも一度上手く勝つが、最後はごついGRXメンバーをトリスターナでは溶かす事ができずGRXの勝利、といった感じだった。
DFM vs KBM(勝:DFM)
ハイライト:DFM vs KBM - Worlds Play In Match Highlights (2018) - YouTube
バンピック
バン
DFM(青):ラカン、パイク、エイトロックス/ルブラン、ゾーイ
KBM(赤):カミール、アーゴット、ハイマーディンガー/ジグス、ナー
ピック
DFM(青):1ヴァルス、3キンドレッド、タムケンチ/6カルマ、オーン
KBM(赤):2スレッシュ、トリスターナ、4タリヤ/5シンドラ、7サイオン
バンピック所感
カミール、ハイマー、アーゴットとターゲットバンを繰り出すKBM。TOPレーンとMIDレーンはかなり警戒されているよう。
対してDFMはヴァルスをファーストピックしたのが意外だった。キンドレッド、タムケンチ、カルマ(多分ライアンドリーの仮面は積まない)、オーンとレーン戦は押し負けそうな印象のピックが続く。キンドレッドも、圧倒的な機動力を誇るタリヤとの対決は大丈夫なのだろうか?
感想
序盤、青バフスティールから徹底的に潰されるDFM/Steal選手/キンドレッド、スカトルもマークも全然取れず。ここまでは割りと予想通りの展開。
しかし試合時間5分、DFM/Yutapon選手/ヴァルスがアグレッシブな動きでファーストブラッドを取ったところから試合は良い方向に転がり始める。その後は時おりポカをしながらもアグレッシブに仕掛ける姿勢をやめず、21分には浮いた位置に飛び出してしまったTitaN選手/トリスターナを見逃さずキル、一気に戦える状況になった。
26分にはバロン周辺、DFM/Evi選手/オーンのRから始まった集団戦のさなか、DFM/Yutapon選手がバロンをスティール、そのまま集団戦にもノーデスで勝利し、バロンバフの勢いのままDFMが勝利。この試合のDFMボットレーンはかなり輝いていたと思う。
GRX vs KLG(勝:GRX)
ハイライト:GRX vs KLG - Worlds Play In Match Highlights (2018) - YouTube
バンピック
バンピック所感
GRXのアリスターをを見た後でアリスターをバンしない。ザヤラカンを取るなどKLGのバンピックが不可解。
対してGRXはグラガス、トリスターナなどの手堅いピックとヤスオ・マオカイなどの不思議なピックが混在する。マオカイでサイオンに勝てるのだろうか。
感想
負ける気配のしないマオカイ。特にすごかったのが15分、ミッドレーンに攻め入るGRX/Pk選手/マオカイ、empt2y選手/グラガスのCCコンボがアツい。トップレーンから参上したサイオンのRもチームで綺麗に避けてしまう。そこからのスノーボウルは早かった。
21分、バロンバフにヘラルド、集団戦の勝利も手にしたG-Rexは一気にミッドインヒビターまで進軍。続いてボットインヒビターも破壊し、そのまま勝利。格の違いを感じる試合内容だった。
DFM vs C9(勝:C9)
ハイライト:DFM vs C9 - Worlds Play In Match Highlights (2018) - YouTube
バンピック
バン
DFM(青):ラカン、ジリアン、エイトロックス/ライズ、ゾーイ
C9(赤):ハイマーディンガー、カミール、アカリ/スカーナー
ピック
DFM(青):1アーゴット、3ヴァルス、タムケンチ/6ジグス、シンジャオ
C9(赤):2カイサ、アリスター、4キンドレッド/5イレリア、7リサンドラ
バンピック所感
アーゴットファーストピック、ジグスもゲットするDFM。対してC9はリサンドラピック。試合開始後に判明するのだが、なんとこの野郎アフターショックリサンドラである。
感想
思ったより歴然としたプレイスキルの差は感じず、胸の熱くなる試合内容だった。
レーン戦は当然のようにDFMが押していて、前の試合と比べてSteal選手も妨害される事は少ない・・・というよりか、チーム一丸でSteal選手をフォローしている印象。要所で味方を守るVivid選手/タムケンチの腕も光る。LJLでも良く見かけた船旅からの奇襲はここでも健在で、16分には見事に仕掛けて見せた。レーン戦~中盤まではジグスを取った意味も感じる内容だった。
しかしバロンを取り、インヒビターを2つ取った後、DFMはなかなか有利を広げられず、最後は育ったSneaky選手/カイサ、集団戦で存在感を見せ始めたLicorice選手/リサンドラに対しミッドインヒビター付近の攻防で完敗。C9に勝利を明け渡す形になった。
両者共に課題の残る内容だったと思う。C9は終盤バロンかエルダードラゴンかの判断でチームがバラバラになってしまった。DFMも最後、判断が難しいところだった。色々考えてしまうくらい惜しく、胸の熱くなる試合だった。
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GMB vs KLG(勝:GMB)
ハイライト:GMB vs KLG - Worlds Play In Match Highlights (2018) - YouTube
バンピック
バンピック所感
強いチャンプ取りましたのKLG,体を当てていくGMB構成。プッシュ負けするカイ=サ・アカリ・ブラウムを選択したKLGのバンピックがどうにも謎。
感想
マクロ・ミクロ共に明らかな差を感じた。ブラウム好きとしては辛い試合だった・・・。
キル差、タワー差が付いた後は「とりあえずあたっとこ」の精神でサイオンが、ガリオが、アリスターが来る。ごり押し気味のGMBにKLGは太刀打ちできず。GMBが難なく勝利。
(2018.10.02 1日全体の感想を追記しました。動画へのリンク、関連記事追加。表記ミス修正)
(2018.10.03 日本語放送へのリンク追加、Real Voiceへのリンク追加)
(2018.10.21 アフターショックリサンドラに関する記事を発見したので追加)