久々のシャドウバース日記になりました。報告です。「ネフティス」2枚目をゲットしたので「ネフティスネクロ」デッキを作って試していたところ急に勝率が上がりまして、
気付いたらA2に昇格していました!そして、100勝もめでたく達成しました!
なぜ勝率が上がったのかさっぱり分かりません。あれほど「相性を意識したい」と言っておいて、いまいち自分のデッキのことが分かっていない私です。
ただ一つ確かな事は、ネフティスネクロめっちゃ楽しい!ということでしょうか。先にアグロネクロを遊んでおきたいと書いたのに、すっかりこっちのネクロデッキにハマってしまいました・・・。
というわけで今回は「ネフティスネクロ」デッキを使い倒し、長所や短所・他のデッキとの相性・なぜ勝てたのかを徹底的に考えていきたいと思います。
現在の目標:各クラスでランクマッチ100勝
現在のランクマッチ:クラス別勝利数(数字は勝利数)
エルフ: 210 → 212 (+2)(達成済)
ロイヤル:230 → 231(+1)(達成済)
ウィッチ: 60 → 82(+22)
ドラゴン: 91
ネクロマンサー:70 → 131 (+61)(達成済)
ヴァンパイア:128 → 132(+4)(達成済)
ビショップ:202 (達成済)
ネフティスネクロデッキとは?
一時は使用制限もかかったことで話題にもなったネフティス。フォロワーのラストワードをすぐに発動でき、且つネクロマンサーにとって重要な墓地肥やしも一気にできる一石二鳥なフォロワーです。
ラストワードでリッチを出せる「闇の従者」「地獄の解放者」、相手フォロワーを破壊できる「よろめく不死者」「冥守の戦士・カムラ」、そして何度でも復活を果たす「デュエリスト・モルディカイ」を場に出しラストワードを発動させることができれば、一気に有利な展開に持ち込む事ができます。このラストワードが強力な諸カードを組み合わせ、ネフティスを出すまでの展開をいかに構築していくかがポイントのデッキです。
ネフティスさえ出てしまえば一気に有利になる事もある――そんな爆発力が魅力な「ネフティスネクロ」デッキなわけですが、ネフティスが場に出すフォロワーはデッキの中からランダム。ラストワードがないフォロワーをネフティスが出してしまうと無駄になってしまうので、自然とデッキ構築に縛りが入ってきます。通常のネクロマンサーデッキで入るフォロワーを抜かなければならず、他のコントロールデッキに比べ構築の自由度が低いのがこのデッキの難点です。
逆を言えば、デッキ構築で迷う事が少ないデッキということでもあります。私のようなデッキ構築に慣れていないプレイヤーが参考サイトを見ずにデッキを組めたのも、この辺に起因しているのかもしれません。
手札事故は宿命
そんなデッキの為、デッキ自体がとってもリスキーです。ネフティスの他にモルディカイやカムラを突っ込むと、自然と高コストカードの比率も増えます。最初使っていたデッキではカムラ3枚・モルディカイ3枚でプレイしていましたが、これが手札を圧迫してきて困る場面も。
極端な例だと、こんな風にモルディカイが手札に3枚揃う事態になって「序盤どうすんだこれ・・・」と絶望する破目になったりします。スペルが多いデッキなので、スペル塗れの手札も困りものです。また、ネフティスで効果を発動したいフォロワーが早々に手札に収まってしまうと、終盤は頭を抱える事に。手札事故が多いデッキなのです。
結局この後モルディカイを抜いてウルズを入れる事にしましたが、「ネフティスの効果を活かす」というデッキの性質上、どうしても選べるフォロワーが限定されてくるので、ネフティスの為に入れたカードだと対処しきれないという場面も多々あります。
苦手な相手も多い
使っていればすぐ分かると思いますが、ネフティス自体は強いカードではありません。しかも苦手なデッキタイプが沢山あります。まず、アグロデッキにはめっぽう弱い。序盤~中盤の動きが弱く、横に並べられる動きをされると一気にピンチに。
そしてこれは前回の日記でも少し触れていることですが、中盤はわりともたもたしているので、ゆっくり準備するタイプのデッキ(冥府・白銀の矢・セラフビショップ・超越ウィッチ)にも弱いのが弱点です。盤面に並べていくタイプのデッキでも、「破砕の禁呪」を抱えている土ウィッチは大の苦手です。
序盤・中盤をいかに有利に進めるかがカギ
ネフティスやモルディカイはコスト8。基本的には8ターン目以降に猛威を振るうデッキなので、序盤・中盤をいかに抑えるかがポイントです。
にもかかわらず、3~5ターンの動きは弱くなりがちなので注意が必要です。特に、ほぼ確定枠と言って良い「闇の従者」や「地獄の解放者」のスタッツは1/1。リッチを出せずに弱い動きになってしまうと苦戦します。たったネクロマンス2で4ダメージを与えられる「消えぬ怨恨」は大事に使っていきたいところ。
6ターン目以降に「死の祝福」を使えると大分楽になるので、手札にあったらあえて墓場を消費しない戦い方も有効です。これはネクロマンサーでは基本ですが、中盤が心もとないネフティスネクロでは特に重要になってきます。
また、フォロワーを出すタイミングも大事。特に、消滅カードを多数抱えているウィッチやビショップには注意したいところです。手元にモルディカイを抱えている場合は、あえて消滅カードを切らせるプレイングをして憂いを断ち切りたいところ。「よろめく不死者」などはぽんと場に出してしまいがちですが、フォロワーが場に出ていないと簡単に除去されてしまうので、「ソウルコンバージョン」などと一緒に抱え持って任意のタイミングで発動させるように準備しておくのも良いでしょう。
他にも全体除去対策に「闇の従者」や「地獄の解放者」を置いておくなど細かいコツはありますが、ともあれネフティスやモルディカイが手元にきたら、相手の様子を見つつ8ターンまで凌ぎきる!これにつきます。
いよいよネフティス召喚!
中盤を凌ぎきり、いよいよ8ターンへ。手元にはネフティスが控え、準備は万端。・・・とは行かないのがネフティスネクロの厄介なところ。
たとえばこんな風にフォロワーが並んでいると、ネフティスを置いても出てくるフォロワーはたったの1体。最大4体のラストワードを発動させることができるのに、これでは威力半減どころではありません。
そう、このネフティスネクロデッキ。序盤~中盤を有利に進めなければならないデッキでありながら、8ターン目には盤面が空くようにしておいてくれという、なんとも欲張りなデッキなのです。
この場面では幸いにしてモルディカイを握っていたので何の憂いもありませんでしたが、内心冷や汗ものでした。実はネフティス自体が猛威をふるってくれる事はあまりなくて、モルディカイが無双して勝つことの多いデッキでもあります。
こんな風に綺麗に盤面が空いた時も(※画像は破壊前のタイミングに撮れたものです)、ネフティスの出したフォロワーの中にモルディカイがいるかどうかで大分違ってきます。また、モルディカイ自体も盤面で勝っていると強いフォロワーなので、ネフティスやリッチと一緒に場に出ると心強いんですよね。
ネフティスが出ない場合でも、モルディカイさえ引けていればなんとかなる事が多々あります。相手が盤面を処理しきれずにターンを終える事も多いので、一緒に採用したウルズがモルディカイ増殖に使える場面も多々。モルディカイ好きにはたまらないデッキになっております。相手が除去に手一杯になりがちなのでウルズでのモルディカイ増殖もやりやすく、実に伸び伸びと戦う事ができました。
急に勝率が上がった理由を考える
そんなこんなで弱点も沢山書き立ててきましたが、とっても楽しいネフティスネクロ。ネフティスやモルディカイが出た後の盤面の強さは目を見張るものがあります。除去カードを多く積んであること・モルディカイの存在で長期戦に強い部分もありました。
加えてA2ランクまで一気に駆け上がる事ができたのは、ちょうど環境に苦手なデッキがいなかったからなのかもしれません。上記でも散々書いた通り、癖も強ければ苦手なデッキも多いデッキです。現にこのあと環境に超越ウィッチやアグロデッキが増えて、勝率は一気に落ちました。
この後の流れを見る限りだと、
- アグロデッキが流行
- 対策としてミッドレンジが流行
- その対策としてコントロールが流行
- またまたその対策としてアグロデッキが流行...
のように流行のデッキが循環していくのが基本みたいなので、ちょうど2~3の時期にあたったのかもしれません。この時期ならアグロデッキを使っていて絶対勝てるということはありませんし、対策としてコントロールデッキが流行り始めたとしても、長期戦前提のネフティスネクロならまあ、そこそこやりあえます。
こういう「環境に多いデッキを分析してそのデッキに対して有利なデッキで挑む」ことを「メタゲーム」、対抗デッキが次々登場してくることで流行デッキが循環していく様を「メタが一巡する/一周する」と言うそうで、カードゲームではごく一般的な現象らしいです。
シャドウバースの現環境がこんな風に綺麗に一巡しているかどうかは分かりませんが、ネフティスネクロがやりにくい時があるということは、一定のスパンで環境が変動しているのは確かでしょう。
記憶では戦っていて「相手もネフティスネクロだと!?」という事が多々あり、その時は不思議でなりませんでしたが、「今ならネフティスネクロいける!」というのが分かっていた方々なのでしょうね。私もそのタイミングを上手く見極められるようになりたいものです。
なぜ自作のデッキで勝てたのか分からないという根本的な問題
というわけで、勝率が上がった大雑把な理由は分かりました。しかし結局、自力で組んだデッキで勝率が上がった理由は良く分かりませんでした。
というのも、私が最初使ったネフティスネクロデッキはこんな感じ。元はネフティスを試したいだけだったので何も見ずに自力でデッキを作り、なんだか勝てていたのでこの構成でA2まで駆け上がりました。
1ページ以内に収められているのは自分にしてはかなり良いと思います。勝てる環境だったら勝率が上がるくらいですので、A1ランク帯では普通にやれるデッキなのだろうとは思います。思うんですが・・・。
このデッキ、まずネフティスネクロデッキとしてもスペルが多いんですよ。A2に上がってある程度戦った後、改めて色々な方のネフティスネクロデッキを拝見しました。やはり序盤は除去したいということで、スペルが15枚などスペルの多いデッキ構成を見かけました。それにしても17枚は多い。
特に自分でプレイしていて感じたのが「腐の嵐」が意外と手札で腐ってしまうことで、序盤はネクロマンス使えない・終盤はもったいなくて使わないと使うタイミングが難しい。また「死の舞踏」が、他の方のデッキを見るとほぼ入っていないのが衝撃的でした。私としてはあと数点を確保したいのと、組み合わせないと除去できないというのがとても怖かったので採用したのですが、除去カードを沢山積んでいるからそこまで神経質にならなくても大丈夫ということでしょうか。
またフォロワーに関して、「闇の従者」と「地獄の解放者」の片方だけ入れているデッキも沢山あったということも意外でした。考え方によって闇の従者だけ入れるか・地獄の解放者だけいれるかが変わってくるようです。
あと私のデッキでは、確実に2点と進化後の5/4はありがたいということで最初「ラビットネクロマンサー」を採用したのですが、これもあまり見ませんでした。実際使っていても、稀に起こる短期決戦で猛威を振るうだけなので、採用する意味は薄い感じ。
そして最大の弱点は、「死の祝福」が出せる6ターン目までになかなか墓地肥やしができないということ。ラストワードにこだわるあまり、任意で自分のフォロワーを破壊するカードが少なめの構成になっているんですね。そのため中盤は、冷や冷やしながらの対処が非常に多かったです。
この後、モルディカイを減らして「ウルズ」を追加したり、ラビットネクロマンサーを抜いて「ネクロアサシン」を追加したりしました。この2枚はラストワードを活かしやすいというのももちろんのこと、序盤の墓地肥やしの手段としてもとても役に立ちます。他に、墓地肥やしや序盤の場の取り合い用に「スパルトイサージェント」が良く採用されているようだったので、これも投入。それからは目に見えて確保できる墓地数が増え、中盤の展開が安定しました。
でも、そこまで勝率には差を感じないんですよね。一時はBP27000まで一気に上がりましたが、現在はBP26000前後をうろうろしています。一体あの時はどうしてあんなに勝てていたのか・・・。フォロワーの選択も含め、まだまだ検討が必要みたいです。
まとめ
ダークネスエボルヴのまとめの回に「デッキの相性を意識していきたい!」と目標を掲げたこともあり、今回は特に今の環境やネフティスネクロの立ち位置を意識して書きました。
そのためモルディカイの勇姿をあまり紹介できなかったのですが、このデッキのモルディカイは本当に輝いていました。テミスが意味ない・ミラーマッチでモルディカイ対決・相手バハムートからの勝利!などなど・・・。モルディカイの頼もしさに何度も救われました。
他にもネクロマンサーは幅広く心強いカードが追加されて、様々なデッキ構築が可能に。私の大好きな潜伏フォロワーの追加や、プルート様召喚カード、ほかにも序盤から終盤にかけて展開を底支えしてくれるカードが多数追加されたことで、全体的に遊びやすくなったように感じます。今まで「相手もモルディカイを出してきた!」って事もそうそう無かったので、バハムート降臨で手堅く強化されて嬉しい限りです。
今後もモルディカイには、ネクロマンサーの頼りがいあるフォロワーとして活躍していって欲しいもの。そして私も、モルディカイを最大限に活かせるプレイヤーになる為に精進していきたいと思います。