2017年もあとわずか、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
空想が捗る音楽、今回は「戦闘曲編」。聞いていると思わず戦闘シーンが思い浮かぶ壮大な曲・熱い曲・クールな曲を中心に紹介していきたいと思います。今回は一曲ごとの紹介につき、普段にまして偏りがひどいですが、愛だと思ってお付き合いください。
壮大
Fearless(トマス・バーガーセン)
最初に紹介するのはこちら。そもそも今回の「戦闘曲編」を作ろうと思ったのは、最近youtubeでたまたまオススメ動画にあがっていたこの曲を聴いたのがきっかけです。
歌詞に出てくる「パルチザン」とは占領軍への抵抗運動や革命運動に従事する非正規軍の事だそう。悲壮な覚悟を抱き戦いに挑む姿が、重々しい弦と共に見事に表現されています。他にもサウンドトラック「Sun」には、タイトル通りの壮大な曲が多数。
Starvation(トマス・バーガーセン)
続いてトマス・バーガーセンの曲で「Starvation」。こちらはより重厚感があって、絶対的な存在との対峙のイメージ。他にも「Ages of god」などかっこいい曲が目白押しでたまりません。youtubeの公式チャンネルからフルバージョンを試聴可能なので、聴いてみて気に入ったら購入する事を強くオススメします。
Leap of Faith(Sham Stalin)
こちらも壮大な戦闘を想起させる楽曲ですが、より疾走感が強い感じでしょうか。涼やかな水音から始まり、水音で終わる。静と動が素晴らしい一曲です。
iTunes storeでも購入可能ですが、amazonで購入した方が安かったのでこちらの方を紹介です(iTunes:200円 amazon:100円)。結構値段が違うようなので、購入の際は要確認。
英雄のタクト -起源- (末廣健一郎)
TVアニメ「 Re:ゼロから始める異世界生活 」 サウンドトラックCD
- アーティスト: 末廣健一郎
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2016/10/26
- メディア: CD
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以前紹介したものと被ってしまうのですが、壮大な戦闘曲といったらこのサントラの曲は外せませんでした。ライトノベル原作のアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活 」より、「英雄のタクト -起源-」。「欧州編」の時には触れなかったこの曲ですが、爽快感が強い勇壮な曲で、大好きな曲の一つです。強大な困難に立ち向かう主人公達の思いや、大軍を背に突き進む姿が目の裏に浮かんで燃えます。
Creuant Els mons(Dealan)
- アーティスト: Dealan
- 出版社/メーカー: Folkart Records
- 発売日: 2007/07/20
- メディア: MP3 ダウンロード
- 購入: 1人 クリック: 23回
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Dealanによる「Creuant Els mons」。タイトルの読み方さえよく分からないこの曲が、私は大好きです。
荒野を駆ける虎か、崖を器用にのぼっていく山羊かもしれませんし、獲物を狙う鷹かもしれません。ともかく、逞しく生きる獣や彼らの生きる雄大な自然が脳裏に浮かぶ疾走感の強い曲で、聴くたび落ち着かない思いがします。戦闘曲としてでなく、壮大な冒険のオープニングとしても。
掟ニ囚ワレシ神(岡部啓一)
「Automata」の方はもう十分紹介してしまったので、今回はこちらから。「ニーア ゲシュタルト & レプリカント オリジナル・サウンドトラック」より「掟ニ囚ワレシ神」。どこか物悲しさを感じさせてくれる歌声と旋律、たまりません。他にも「ニーア」のサウンドトラックには、物悲しい戦闘曲が沢山収録されています。切ない曲を探している人は、是非。
熱く
H.W.Complex no’3(岩崎琢)
- アーティスト: (オリジナルサウンドトラック)
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2012/06/27
- メディア: CD
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銃撃戦が好きな貴方にはこれ!漫画原作のアニメ「ヨルムンガンド」のサウンドラックより「H.W.Complex no’3」。個人的には「H.W.Complex no'5」が一番好きですが、熱い銃撃戦ならこっちです!
他にもヨルムンガンドのサウンドトラックには、クールな読みあい探りあいにピッタリな曲が沢山あります。超オススメです。
Ontlogy(shade)
18禁ゲーム「戦国ランス」より「Ontlogy」。ジャンルがジャンルなのでちょっと迷いましたが、曲がカッコイイんだから仕方ない。
この曲はそもそも旧作にも登場する曲で、その曲からして私は大好きなのですが、「戦国ランス」ではその凶悪な曲をアレンジ。ギターがぎゅいんぎゅいん言っている曲が大好きな私にはたまらない良アレンジとなって帰ってきました。他にも、ゴテゴテした癖の強いエレキギターが好きな方には、shadeさんの戦闘曲はオススメです。
アリスソフトを退社した後には、ロイヤリティなし・クレジット表記不要の素材集を販売しているみたいなので(Shade BGM素材集 vol.1 RPG - YouTube)、BGM素材を探している人にはこちらをオススメ。私自身は購入していませんが、サンプルを聞く限り日常曲も汎用性があって使いやすそうです。
また、販売している曲ではありませんが、ニコニコ動画で公開しているアレンジ曲(【艦これ】 夜戦BGMアレンジ by Shade 音楽/動画 - ニコニコ動画)とかもオススメです。
戦闘~覚醒(土屋憲一)
「女神異聞録~ペルソナ~」より「戦闘~覚醒」。サウンドトラックによってはこのタイトルですが、「神話覚醒」というタイトルとして多くに知られている名BGMです。
私自身ゲーム自体は全くプレイしていないものの、戦闘曲関連の話題になると度々耳にすることがあったので知りました。そして聴いてみたらこれがドストライク!開幕の鐘!心臓音!独特のリズムそしてギター!・・・たまりません。
ちなみにItunesStoreには女神転生シリーズの曲が多数あります。この手の曲が好きで、古い音源に抵抗がないならオススメです。
ベルゼブブ(土屋憲一)
合わせて紹介、かっこよさと神聖さが同居する不思議な曲が多いですね。「真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE マニアクス」よりベルゼブブ戦。
Acid Rain(Liquid Tension Experiment)
- アーティスト: Liquid Tension Experiment
- 出版社/メーカー: Magna Carta Records
- 発売日: 2007/05/29
- メディア: MP3 ダウンロード
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またも以前に紹介したサウンドトラックより。Liquid Tension Experiment作曲「Acid Rain」です。エレキギターの掛け合いが熱いハイテンションな曲で、エレキギターのぎゅいんぎゅいんが好きな方には特にオススメです。6分に渡るギターの熱い攻防、バトルを盛り立てるドラム、最後までテンションが上がりっ放しの良曲です。
緊迫・シリアス
決戦(川井憲次)
時代劇「塚原卜伝」より「決戦」。
最近まで川井憲次さんの事をふわっとしか知らなかった私ですが、ブラウザゲーム原作のアニメ「刀剣乱舞 -花丸-」を見ていて「この人の和風曲好みだわ」と思い、amazonやitunesStoreで曲を漁っていました。日本編の時に紹介できなかったのが悔やまれる。
中でも気に入ったのがこの曲です。張り詰めた音の中に時おり響く「カッ」という乾いた音がたまりません。こういう打楽器の使い方は「和!」という感じがして、とても良いですね。
ほかにも「ウルトラマンジード」「パトレイバー」などいわゆる特撮やロボットアクション作品でも多くの楽曲を手がけているので、ベタな熱い曲が好きな人にはオススメ。また、iTunesStoreには川井さんの手がけた時代劇等のサウンドトラックが多く、和風の世界観に合う曲が充実しています。
コミカル系が欲しいなら「鼠、江戸を疾る」、ホラー系なら「怪談」、緊迫した曲が多めの「塚原卜伝(つかはらぼくでん)」もオススメです。どれもザ・王道の良曲で色々と捗ります。購入の際は、焦らず一曲一曲の試聴を。
闇を斬る(岩崎琢)
私が購入した時はダウンロード販売が無かったのに、いつの間にか追加されていました・・・!
「アカメが斬る!」サウンドトラックより「闇を斬る」。掛け声が特徴的な一曲で、奇襲や待ち伏せを連想させる緊迫した雰囲気が漂っています。なかなか聴かないタイプの戦闘曲で、オススメです。他にも同サウンドトラックには、砂漠の町を連想させる曲多数。
Tikal(E.S. Posthumus)
砂漠を舞台にした小説をちまちま書いている時に、良くお世話になっている戦闘曲。他にも同サウンドトラック「Unearthed」には、灼熱の砂漠を連想させるようなシリアスめの曲が沢山収録されています。amazonからでも購入可能(Tikal)。オススメです。
ギャグ・どたばた
M31 戦闘3 強敵(岩崎琢)
またも岩崎琢さんの曲。ライトノベル原作のアニメ「ベン・トー」より「M31 戦闘3 強敵」。
スーパーで日夜繰り広げられる血で血を洗う戦い――が、全ては半額弁当の為というギャグアクションバトルもの。笑いを誘う曲が多数あります。そんな中でも「どたばた」感がある戦闘曲として秀逸です。他にも「ベン・トー」のサウンドトラックはギャグテイストの曲が多くて好き。おすすめです。
ぱんつ大戦(阿知波大輔)
何がどうやってこのタイトルになったかは分かりませんが、こちらもギャグっぽい戦闘曲として紹介。
ダーク
Killing(梶浦由記)
また梶浦由記さんの曲。アニメ「ノワール」 より「Killing」。タイトル通りダークな展開が魅力の本作。曲もダークな良曲揃いですが、中でも私が好きなのがこの戦闘曲です。「暗躍」というキーワードがぴったりのゾクゾクする曲で、女性の高音と金管楽器の組み合わせがセクシーでたまらない。
ちなみに、梶浦由記さんの戦闘曲を思うさま堪能したい方は、「舞-HiME」シリーズの視聴を強くオススメします。
PLOT :) -case 007-(SLOS)
今回も紹介させてください、フリー音源サイト。「SLOS」V4.6より「PLOT :) -case 007-」。ダークな近未来の世界観にぴったりの冷血な曲です。潜入作戦など静かな戦闘に。
このサイト、曲ごとに(特にボーカル系で)クオリティの落差が激しいのですが、ダーク系の曲がかなり良質でオススメです。他に戦闘BGMとしてはV6.9の「amitriptyline」「朱色の回転木馬」が個人的に気に入っています。「call -case 000-」などストーリーを感じられる曲も。アイデアに詰まったら、頼りにしてみるのも良いかも。
あと今回とはあまり関係ありませんが、V1.2「日曜日」「hand in hand」「まったり」「Cat Walk」「Merry Go Round」V3.0「!!! WELCOME !!! 」「湯けむり」V5.6「Rush → Me」などなど・・・。汎用性の高い日常曲が非常に豊富です。
聞くだけなら無料。自作品に利用する場合はリンクと著作権表示必須。有償作品に利用する場合はもっと色々条件があるので、利用規約をしっかり読んだ上でご利用を。
神聖
「壮大」と被りそうだけど、より神聖寄りだと思う曲はこちらにしてみました。
L'erisia(Primal Logic) [赤き天使](Zektbach)
何度聴いてもラスボス曲にしか聴こえない。今度は音ゲーより「L'erisia(Primal Logic) [赤き天使]」。Zektbachではほかにもファンタジー好きにはたまらない曲が多数ありますが、戦闘曲っぽいのといえばまずこれでしょう!
何か超越した存在と対峙するイメージ。途中のピコピコ音は数学的・物理的な感じがしてたまりません。なにか宇宙の定理みたいなものと戦うんだろうか?設定は分かりませんが、ちょっとSFっぽい話も思い浮かんで好きです。オススメ。
Raison d'être~交差する宿命~(Zektbach)
同じZektbachより合わせて「Raison d'être~交差する宿命~」。あれ、こっちもラスボス曲じゃね?
歌うのは志方あきこさん。こちらは美しいコーラスが印象的なスピード感のある一曲。でもやっぱりピコピコしてます。やっぱりそういうオールドワン的な何かと戦っているのか。流れるような旋律が紡ぎ出される歴史を想起させてたまらない。この様々なメロディを結集して戦う感じ、好きです。
Class::EXSPHERE_NOSURGE;(Morrigan,みとせのりこ)
激しい曲が続いたついでに紹介。アルトネリコシリーズのみとせのりこさんが歌う曲といえば、愛や憎しみがテーマになる曲が印象的ですが、その中でも激しく憎悪と愛情の葛藤が描かれるのがこの曲です。
激しい曲調が続いたかと思えば、暖かい歌声に変わり、今度は憎しみに満ちた声に・・・競い合うような曲調の入れ替わり、展開がたまりません。とってもノイジーなので人を選びますが、エレクトロニカなどテクノ系の曲が好きなら苦にならないはず。オススメ。
究極幻想(祖堅正慶)
FF14は一切プレイした事はないのですが、人の実況プレイはしょっちゅう見ています。そんな中でもビビビっと来たのがこの曲。アラビアンな雰囲気のする戦闘曲で、何かの儀式や演舞を彷彿とさせる展開が魅力です。
ちなみに2017年12月下旬、Orchestral:究極幻想とかいうちょっと豪華なのも出ました。声量足りてねえ!と思う方はこちらもどうぞ。
和風戦闘曲
赤カブト退治(上田雅美)
ゲーム「大神」より「赤カブト退治」。操作的に一番わちゃわちゃした思い出のあるのは例のフクロウとヤマタノオロチ退治ですが、戦闘曲として一番好きなのはこの一曲です。大神は他にもお祭りっぽい戦闘曲が多いです。
女郎蜘蛛退治(上田雅美)
怖い系統ならこんな曲もあります。「●●退治」とあればだいたい戦闘曲なので、お好みで。
Venari strigas(梶浦由記)
「魔法少女まどか☆マギカ」より「Venari strigas」。考察サイトを読んだりするのが大好きな私にとって、まさに至れり尽くせりの作品でした。
西洋ファンタジーな雰囲気が漂い西洋風の曲も聴く本作ですが、この曲はどうにも和風戦闘曲に聞こえてしまい、私自身は和風な世界観をイメージする時に聴いています。他にも梶浦由記さんの曲には、和風世界観と親和性の高い曲が多いです。オススメ。
取リ憑イタ業病(岡部啓一)
以前レビューを書いた「NieR:Automata」のサウンドトラックより「取リ憑イタ業病」。これも和風曲にしか聴こえません。和風曲の中でも、特に術を使って戦うような場面に。
まとめ
空想が捗る音楽「戦闘曲編」いかがだったでしょうか。かなり雑多な内容になってしまいましたが、お気に入り戦闘曲は一通り網羅できたと思っています。
今後また好きな戦闘曲がたまったら、第二弾を書く予定です。