備忘録として作ったLeague of Legendsの国際大会「2017 Wolrd Championship」準々決勝「SKT vs MSF」観戦メモまとめです。私自身はAI戦やPvEモードをやってるライトなプレイヤーなので、拙いところがあるのはご了承を。
基本情報
- Wolrdで使われるパッチ:パッチノート 7.18 | League of Legends
- 出場選手まとめ:Worlds 2017 出場24チーム 全選手紹介 | League of Legends
- 注目のトッププレイヤー:WORLDS 2017 トップ20
- 大会スケジュール:Schedule - League of Legends Japan League
- 選手・チーム情報(英語):Leaguepedia
- 大会スケジュール、出場選手、チーム情報(英語):BEST.GG
- バンピックの統計、その他:World Championship 2017 stats: games of legends
- Worldsハイライト(動画付き):LJL公式アカウント (@Official_LJL) | Twitter
- 日本語実況・解説(プレイインステージ):WCS 2017 - YouTube
- 日本語実況・解説(グループステージ)WCS 2017 Group Stage - YouTube
- 日本語実況・解説(準々決勝):WCS 2017 Quarterfinals - YouTube
※勝ったチームの方を赤字で表記
※特に面白いと思った試合は★で表示、ですがこの日の試合はサポートのピックが毎回面白いのでそれだけでも見る価値があると思います。
☆Game1 SKT勝利
動画:WCS 2017 Quarterfinals Day2 Game1 SKT vs MSF - YouTube
ビルド等の詳細:SKT vs MSF set1 - BEST.GG
バン&ピック内容
バン
SKT:オリアナ、ジャンナ、ザヤ/グラガス、チョガス
MSF:カリスタ、ルル、ラカン/トゥイッチ、コグマウ
ピック
SKT:1セジュアニ、3ガリオ、トランドル/6ケイトリン、ジェイス
MSF:2タリック、ジャーヴァン、4トリス/5ランブル、ライズ
セジュアニ、ガリオ、トランドルと来てJG,MID,TOPかと思っていたら、
実況「これ、サポートトランドル・・・」解説「可能性はあります」
本当にきた!サポートトランドルだと・・・!?
試合内容
4分、SKT/Faker選手/ガリオのファーストブラッドから始まったこの試合。7分1キル獲得はSKT/huni選手、トップレーンを中心に優勢だ。
全然めげないMSF、同じ7分PowerOfEvil選手が積極的に仕掛ける。ボットレーンでBang選手が1キル取るものの、強気な態度を全く変えず、9分もMSF/トリスが強気すぎる追撃をする。当然SKT/ガリオがカバーするが、その後もとにかく仕掛けていくMSF、上手く返していくSKT・・・そんな展開が続いた。
しかしいつの間にか仕掛けるのはSKT側へ、11分にはトップでキル発生、13分にはボットレーンにもSKTが集結し、ボットレーンもSKT有利に。度重なるロームで3キル稼いだFaker選手/ガリオに3人が攻撃を仕掛けるものの全くダメージが通らず、そのうちファーストタワーはSKTが獲得した。
その後も一方的な試合展開が続き、SKTが勝利。
★Game2 MSF勝利
動画:WCS 2017 Quarterfinals Day2 Game2 SKT vs MSF - YouTube
ビルド等の詳細:SKT vs MSF set2 - BEST.GG
バン&ピック内容
バン
MSF:ルル、ガリオ、ジェイス/シヴィア、ケイトリン
SKT:カリスタ、ジャンナ、ザヤ/シェン、オリアナ
ピック
MSF:1セジュアニ3カルマ、トリス/6ナー、ブリッツ
SKT:2ジャーヴァン、タリック、4チョガス/5コグマウ、7コーキ
アーデントセンサーを投げ捨ててタリックにブリッツをぶつけるMSF!IgNer選手のブリッツ、やれるのか・・・!?
試合内容
MSF/IgNer選手のブリッツブランクのパフォーマンスが凄まじい試合だった。
タリックはレリックスタートかと思いきやコインスタート。2分、イグナーのグラブが決まり、SKT/Wolf選手/タリックもたまらずフラッシュ使う。コインにしたデメリットが早速出る形に。
3分、それを見たのか仕掛けるMSF/セジュアニ、ぐっとボットタワーの奥深くに入ったIgNer選手がグラブをBangのフラッシュを落とし、MSF/Hans sama選手/トリスが躊躇わず飛び込む!1-2のトレードにはなってしまうものの、早速ブリッツのパフォーマンスが際立つ戦いに。サモナースペルの有利もMSFがとった。
その後も仕掛け切れない場面が続くが、ワクワクが止まらない。8分にはついにボットレーンで動きが起こる。MSF/ブリッツがSKT/コグマウにグラブを当て、合わせて飛び込んだMSF/トリスがヨードルグレネードで1キルを捥ぎ取る。ファーストタワーもMSFが獲得し、ボットレーンは一気に楽になった。
12分、次はミッドレーンに駆けつけたMSF/ブリッツがまたもグラブを決め、Faker選手をあと一歩の所まで追い詰める。そのうちにトップレーンではMaxlore選手のトップガンク成功し、SKT/Huni選手/チョガスが落ちた。当然大勢で寄るSKT、しかし今度はトップレーンにやってきたブリッツのグラブがまたも決まり1キル、圧力がすごすぎてタワーを守る位置にいれないSKT、13分にはトップタワーもMSFが獲得した。
14分ヘラルドもMSF獲得。16分MSF/ナーが倒れるが、カウンターでヘラルドをミッドへ放流し、更にトップのセカンドタワーもMFS/トリスによって破壊。17分にはアーデントセンサー完成MSF。17分タワー下でWolf選手を落とし、ミッドタワーもついに折りきった。
その後のバロン周辺の戦いでもSKT/Faker選手をグラブが捕らえ、MSFが1キル。22分、強引に仕掛けたSKT/チョガスをグラブで掴んで囲い落とし、更にpeanut選手/ジャーヴァンをバロンピット内の中に囲い込んで1キル。バロンを獲得したMSFが最後までIgNer選手を起点にしたアグレッシブなプレイで勝ち続け、1勝を捥ぎ取った。
★Game3 MSF勝利
動画:WCS 2017 Quarterfinals Day2 Game3 SKT vs MSF - YouTube
ビルド等の詳細:SKT vs MSF set3 - BEST.GG
バン&ピック内容
バン
SKT:ブリッツ、ジャンナ、ザヤ/チョガス、スレッシュ
MSF:カリスタ、ガリオ、セジュアニ/ルブラン、ケイトリン
ピック
SKT:1ルル、3グラガス、ジェイス/6ヴェイン、タリヤ
MSF:2トリスターナ、ジャーヴァン、4オリアナ/5レオナ!?、7アイバーン!!!?
SKT/JG変更。peanut選手out→Blank選手in。
ブリッツもスレッシュもIgNer選手を警戒してのバン。さらにジェイスをピックし、ボットレーンの圧力を無視してトップレーンから攻めて行く構えだ。
MSF側もバンピックからなぜかルルをバンせず取らせたMSFに首を捻ったが、レオナピック!?なるほど!確かに殴りやすそう!そしてアーデントセンサーはアイバーンが持つ選択!グループステージ1日目でG2もやったピックだ。
試合内容
IgNer選手/レオナ、そしてHuns sama選手/トリスターナが共にキーストーン「戦いの律動」。トップ側のジャングルで赤バフを巡る激しい戦いが起こる中、さっそくこの選択とレオナピックが光る。Eスタートのレオナが2分いきなり飛びつき、トリスターナもWスタートでMSFが2キル獲得した。*1
4分にはレオナによってさらに1キル。ボットレーンで完全に優位を取るMSF。赤バフでの戦いが長引いて、SKT/グラガスもカバーに行くのが遅れてしまう。ボットレーン同士での戦いに持ち込まれると完全にMSFが優位だ。8分ファーストタワーはMSF。有利なMSFのボットコンビが早々に自由になってしまった。
MSF/トリスとMSF/レオナはトップ側に狙いを切り替える。なんとか押し返そうとするSKTだが、10分SKT/Huni選手/ジェイスの位置を分かっているかのようにMSF/レオナが綺麗にSKT/Huni選手を捕まえ、さらにフラッシュアウトで逃げるSKT/ルルをAlphari選手/ジャーヴァンが決戦場で捕まえる。2キル獲得はMSF。MSF/トリスはインフィニティエッジが完成し、さらに追いつくのが大変になる。ミッドでSKT/タリアがキルを取り返すが辛そうだ。
14分、トップタワーを取った勢いのまま青バフを奪ったMSFは、15分ヘラルドも獲得。ミッドタワーも獲得し、ドラゴンのコントロールも残りはバロンを取れば勝てるのでは!?というところまで追い詰めた。
その後は流石に強いSKT。なかなかバロンを取らせてくれずHuni選手のジェイスも活躍し始めるが、ドラゴンのコントロールは常にMSFが握り、28分一瞬の隙を突いてバロンラッシュ。MSFがバロンを獲得。IgNer選手/レオナを追いかけるSKTの面々にPowerOfEvil選手/オリアナのショックウェーブが綺麗に決まり、3キルまで獲得した。
35分にはMSF/Maxlore選手がSKTからバロンスティール。37分エルダードラゴンも獲得し、そのまま勝利した。
☆Game4 SKT勝利
動画:WCS 2017 Quarterfinals Day2 Game4 SKT vs MSF - YouTube
ビルド等の詳細:SKT vs MSF set4 - BEST.GG
観戦後に参考になった動画:The Breakdown Episode 25 with Zirene: SKTがMisfitsを破った集団戦(Worlds準々決勝) - YouTube
※動画は試合時間27分~のインヒビタータワー周辺での集団戦の解説です。ブラウムの盾、かっけえ。
バン&ピック内容
バン
MSF:ジャンナ、ガリオ、ジェイス/シェン、タリック
SKT:カリスタ、ザヤ、ルル/スレッシュ、オリアナ
ピック
MSF:1セジュアニ、3シヴィア、カルマ/6チョガス、アリスター
SKT:2ジャーヴァン、トリスターナ、4ライズ/5トランドル、7ブラウム
トランドルピックはGame1のサポートトランドルあってのピックだろうか。アリスターに当てるラストピックはブラウム。あれ?SKTアーデントセンサー無し?
試合内容
このゲーム途中から見始めたのだが、アリスターとブラウムがいて開いた口が塞がらなかった。後日試合を見直す事に。
お互いのサポートがレリックシールド!という驚きから始まったこの試合。赤/青バフを握ったSKT/ジャーヴァンがレベル2で飛び込み、2分SKTミッドガンク成功。有利を取ったSKT/Faker選手にロームを任せるような動きだ。
4分SKT/ジャーヴァンがクルーグを狩ってファームする場所を減らす。ボット側への圧力をかけていく。6分・トップガンクに来たMSF/セジュアニもSKT/トランドルは上手く避け、SKT/Blank選手/ジャーヴァンのフォローで逃げ延びた先にはFaker選手/ライズがポータルを持って待機。手厚いフォローよって逃げ切りガンクを防ぎきった。
9分もトップガンクを避けるように慎重に立ち回るSKT/Huni選手、そのうちまたもミッドガンクへ向かうSKT/Blank選手、セジュアニのカバーに助けられるもののミッドレーンはSKT有利に。
その後はトップタワーをMSF、返すようにボットタワーはSKT獲得。ドラゴンはSKT、ヘラルドはMSFとオブジェクトの交換が続く。14分にはヘラルドをミッドタワーへ使い、ミッドレーンもMSF有利に。
しかしSKTは積極的に仕掛けにいくIgNer選手/アリスターをテレポートを使って囲んで落とす。トップタワーを一気に2本獲得し、トップレーンはSKT有利。SKT/Huni選手/トランドルが動きやすくなった。
それでもSKTの辛い場面が続く。ミッドタワーを破壊するものの20分にWolf選手/ブラウムがMSF/アリスターによって転がされデス、ミッドのセカンドタワーもMSFが取る。22分、Wolf選手/ブラウムのフォローに入ったSKT/ライズが落ちる。
更には22分バロン周辺、IgNer選手/アリスターが3人をひきつけて時間稼ぎしているうちにMSFが1キル。スティールを狙うSKT/ジャーヴァンを押さえバロンを獲得した。
しかし27分ミッドインヒビタータワーでの攻防、狙われたHuni選手をブラウムがみごと盾で守り、SKTに4キルを呼び寄せる。流れが変わった。MSF/チョガスもしつこく追撃し撃沈、エース獲得。バロンタイムを乗り切ったSKTが勝負をかけるは集団戦へ。
30分、Faker選手/ライズがしっかり脇を固めて集団戦を勝ち、今度はSKTがバロン獲得。36分にはもうSKT/Huni選手が固くて落とせない。集団戦からSKTが勝利し、勝敗はGame5に持ち越された。
★Game5 SKT勝利
動画:WCS 2017 Quarterfinals Day2 Game5 SKT vs MSF - YouTube
ビルド等の詳細:SKT vs MSF set5 - BEST.GG
バン&ピック内容
バン
SKT:オリアナ、ザヤ、ルル/カルマ、チョガス
MSF:カリスタ、ガリオ、ジャンナ/トランドル、ブラウム
ピック
SKT:1トリスターナ、3ジェイス、ジャーヴァン/6タムケンチ、タリヤ
MSF:2セジュアニ、ヴァルス、4スレッシュ/5シェン、7シンドラ
まさかのフルゲーム。ついにお互いがアーデントセンサーを投げ捨てた!スレッシュとシェンに当てたのはタムケンチ。もうどうなっても良い、熱い試合を見せてくれ!
試合内容
赤バフスティールから始めるSKT。この流れはGame3と似ているが今度は成功。赤バフ周辺での攻防で2分ファーストブラッドはSKT/ジェイス。
その後もトップ周辺で激しい仕掛けが起こる。5分ミッドガンクPowerOfEvil選手/シンドラにいなすが、対応しなければならない場面が続く。SKT/ジェイスの攻撃がきつく、8分MSF/シェンはリコールを余儀なくされる。トップタワーは大きく削れ、9分にはGame2から取れていなかったファーストタワーをついにSKTが取った。
MSFも奮闘を見せる。12分赤バフスティールを防ぐMSF/シェン。14分にはMSF/セジュアニのカバーで2キル獲得。それでも16分ドラゴンはSKT、17分ヘラルドはMSFとGame4と似たような流れだ。18分、SKTはミッドのファーストタワー獲得、MSFはヘラルドで折り返せず、試合はバロン周辺の攻防に持ち越される。
MSF/スレッシュのフックやMSF/シンドラのSKT/ジェイスを抑える動きでバロンを続けられないSKT。ドラゴンのコントロールもMSFが握り続け、バロン周辺のスカトルもMSF/シンドラが確保。長い長い駆け引きが続いたが、37分エルダードラゴンをSKT/Blank選手がスティール!!後ろからテレポートでSKT/Huni選手/ジェイスも駆けつけ、集団戦に勝利した勢いのままSKTが勝利した。MSF、惜しかった!!!
SKT勝利、準決勝へ MSFも爪痕残す
やっぱりSKTはSKTだった。しかしMSFも凄まじい戦いを見せてくれた。試合後に会場に鳴り響いたMSFコールはその何よりの証明だろう。個人的にも、アーデントセンサーメタのなかでこれほど色々なピックを見れたのは嬉しかった。何十回見直したか分からないくらい楽しい試合だった。
おまけ:SKT Faker kkOma&MSF Ignar インタビュー
shotcallingの翻訳記事より。ぐっと来たので紹介。「俺にとっての一番の思い出は、常にアップデートされてる。」・・・良いなあ。
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(2017.12.04 Game3で脱字があったので修正しました)