備忘録として作ったLeague of Legendsの国際大会「2017 Wolrd Championship」プレイインステージ3日目の観戦メモまとめです。試合の翌日以降にまとめて掲載。私自身はAI戦やPvEモードをやってるライトなプレイヤーなので、拙いところがあるのはご了承を。
- 基本情報
- ☆14:00 - YG vs KLG
- ☆15:00 - RPG vs HKA
- ★16:00 - FNC vs KLG
- ★17:00 - HKA vs FB
- ★18:00 - YG vs FNC(※実際の開始は19:00)
- ☆19:00 - RPG vs FB(※実際の開始は20:30頃)
- プレイインステージ3日目終了
基本情報
- Wolrdで使われるパッチ:パッチノート 7.18 | League of Legends
- 出場選手まとめ:Worlds 2017 出場24チーム 全選手紹介 | League of Legends
- 注目のトッププレイヤー:WORLDS 2017 トップ20
- 大会スケジュール:Schedule - League of Legends Japan League
- 選手・チーム情報(英語):Leaguepedia
- 大会スケジュール、出場選手、チーム情報(英語):BEST.GG
- Worldsハイライト(動画付き):LJL公式アカウント (@Official_LJL) | Twitter
- 全試合の日本語実況・解説:WCS 2017 - YouTube
※勝ったチームの方を赤字で表記
※特に面白いと思った試合は★で表示
開始前のミニ番組
day3からRampage参戦という事で放送直前のミニ番組がやっていた。ゲストはDFMのCeros選手。オープンレックのLJL Reviewに登場した時もしっかりした印象だったが、今回もそのトーク力は健在。
主な話題はMIDレーナーということで同じポジションのRamune選手の強みや、今のMIDの立ち位置について。ぶっちゃけRPGは勝てるの?などなど。
☆14:00 - YG vs KLG
動画:WCS 2017 Play In Day3 Match1 YG vs KLG - YouTube
ビルド等の詳細:YG2 vs KLG - BEST.GG
バン&ピック内容
バン
YG:ケイトリン、シェン、スレッシュ/ガリオ、タリヤ
KLG:カリスタ、レクサイ、ジャーヴァンⅣ/ナー、ジェイス
ピック
YG:1ザヤ、4グラガス、4ブラウム/6シンドラ、レネクトン
KLG:2セジュアニ、3トリスターナ、ルル/チョガス、オリアナ
そこ、ラカンじゃないの?と私は反射的に思ったんだが、実際どうなんだろう。
レネクトンといえばレーンが物凄く強いことだが、中盤以降にレーニングが終わり始める頃、なんとなくもたつくイメージがある。ザヤもレーンが強い、ブラウムもアーデントセンサーが詰めなくて中盤以降差をつけられそう。あれ?この構成ってすごく前のめりなのでは・・・?
試合内容
両者チームエモートの出し合いからはじまったこの試合。KLG/ルルは雷帝、レーンで勝つ気満々だ。しかし負けじと戦うザヤブラウムコンビ、6分には2キル獲得。12分、3キル差が付く中ボットレーンのファーストタワーを取ったのはKLG、一方MIDはYGが優勢を取る。
しかし序盤トップレーンで優勢をとれきれなかったYG/レネクトンが、時間が進むにつれ機能しなくなっていった。結果にはYGのピック負けと言った印象。だが要所で魅せられた、このグループの試合は楽しめそう。
☆15:00 - RPG vs HKA
動画:WCS 2017 Play In Day3 Match2 RPG vs HKA - YouTube
ビルド等の詳細:RPG vs HKE - BEST.GG
※略称がHKEかHKAか分からなかったので文章中ではHKAに統一。リンク先はHKEになっているのはそのままに。
ゲストにmeron選手。マイクオンを忘れている緊張っぷりになごむ。チームを良く知るだけに、言葉を選んでいる風だ。
バン&ピック内容
バン
RPG:カサディン、シェン、ジェイス/ランブル、コーキ
HKA:タリヤ、カリスタ、チョガス/ブラウム、ジャンナ
ピック
RPG:1セジュアニ、3トリスターナ、マオカイ/6オリアナ、ソラカ!?
HKA:2ザヤ、ラカン、4ジャーヴァン/5シンドラ、7ガリオ
さてピックは・・・ソラカ!?いや好きだけどソラカ!?いつもDara選手が流れを作っているのにグイグイいいけないソラカで大丈夫か?序盤きついトリスが更に辛くなるのでは・・・。
そして、これはガリオ来るのではと思っていたがオリアナ。私は涙目、代わりにHKAが取る。散々ガリオの活躍を目の当たりにしてきた私は嫌な予感が止まらない。
試合内容
HKA/ガリオの凡ミスから始まったこの試合。しかし大きな影響は出なかった。いきなりボットレーンが負け始める。そしてしつこいミッドレーンへの攻めにRamune選手/オリアナがどんどん押される。
8分のスワップも見抜かれている。9分にはジャングルからHKAがわらわらやってきて案の定RPG/ソラカを溶かし、そのままRPG/トリスターナも溶かされ、HKAダブルキル。ずるずると有利を広げられ、HKAの圧勝。
★16:00 - FNC vs KLG
動画:WCS 2017 Play In Day3 Match3 FNC vs KLG - YouTube
ビルド等の詳細:FNC vs KLG - BEST.GG
バン&ピック
バン
FNC:セジュアニ、コグマウ、ザヤ/タリヤ、オリアナ
KLG:カリスタ、ニダリー、シンドラ/オレリオン・ソル、ルブラン
ピック
FNC:1ザヤ、4レクサイ、ラカン/8ガリオ、ライズ
KLG:2エリス、3シェン、5トリス/6アリスター(ラカンカウンター)、8カシオペア
FNCがザヤをファーストピックした時の私の舞いあがりっぷりと言ったら。rekkles選手のザヤが見れる!と一人で大盛り上がり。他にもガリオ、ライズとウキウキするピックが続く。
しかしKLGがラカンを取り上げなかったのは何故だろう。後で目にするのだが、Jesiz選手のラカンは大分ヤバイ動きをしていた。
試合内容
またもエモートアイコンの出し合いからはじまったこの試合。2分、KLGの仕掛けに対してさらりとWで逃れるFNC/ラカン、そのままFNC/ザヤが一転攻勢、3分前にして1キル獲得。さらにMIDでFNC1キル発生。凄まじい速度だ。このザヤは本当に見ていて気持ち良い。
8分焦ってボットレーンのフォローにまわるKLGに駆けつけるFNC/ガリオ、英雄降臨!10分、Rで攻撃を華麗に避けるザヤ!自分が見たいプレイが詰まっている・・・夢心地だった。
また、面白かったのがFNC/ライズのRポータル移動。15分ボットへ行く為にR、21分:今度はバロンへ。1,2人連れて移動する事はあっても全員運ぼうとする場面はそうそうない。KLGは虚を突かれた形になり、FNC勝利。とはいえ、両者レベルは高かった。次はこうはいかないかもしれない。
★17:00 - HKA vs FB
動画:WCS 2017 Play In Day3 Match4 HKA vs FB - YouTube
ビルド等の詳細:HKE vs FB2 - BEST.GG
※この試合は途中でポーズがかかり、試合時間の巻き戻しが実行されたため動画が長いです。
※試合だけ見たい場合は、(51:48)-(01:14:32)まで飛ばす事をオススメします。
バン&ピック内容
バン
HKA:タリヤ、チョガス、エリス/オレリオン・ソル、トランドル
FB:ジャーヴァンⅣ、カリスタ、セジュアニ/カサディン、シェン
ピック
HKA:1ザヤ、3レクサイ、ジャンナ/コーキ、マオカイ
FB:2ラカン、4グラガス、トリス/ガリオ、シンドラ
ビザの問題で選手が出場できない!?FBにJGとしてCrash選手が急遽投入。国際大会だとそんな事も起こりうるのか・・・。なんとコミュニケーションは二ヶ国語になるとのことで、コミュニケーションエラーが心配だ。(※2017.9.27追記:本トラブルに関する詳細はこちら:1907 Fenerbahçeのロースター緊急追加措置について - League of Legends Japan League)
肝心のバンピックはファーストピック:ザヤからFBはラカンを取り上げ、ジャングル確保、トリスをピック。またトリスvsザヤか。
そして、またもガリオピック。MIDかTOPか相手によって変えられるこのピックは、読み合いの起こる場面では使い勝手が良い。この試合のバンピックではちょうど残りがTOPかMIDなので、それが如実に出たピックとなった。
試合内容
ハンデもなんのその、奮闘するFB。最初に大きな動きがあったのは19分のタワーレースだ。ヘラルド持ちのHKAがトップレーンを突進、一方FBはボットレーンを目指す。
インヒビター獲得はHKAだったが、サイドレーンなのでミニオン到着は遅め、大きな有利にはならない。むしろ露出したボットレーンのインヒビターを守る為に奮闘しなければならない。当然目指すのはバロン、起こる集団戦。
24分コミュニケーションエラーかFBが位置取りを間違えたり、35分FB - Padden選手/トリスが突っ込んで自滅したり、FBが集団戦で優位を取りつつもなかなか決まらない時間が続いたが、ピンチヒッターのFB-Crash選手/グラガスが36分にバロンスティールし、ゲームの流れを一気に引き寄せた。
冷静さを取り戻したFB - Padden選手/トリスが上手くミッドレーンへの攻撃をいなし、そのまま攻めへ転じる。熱い、熱いぜ!が、ここで事件が起こった。41分、ポーズがかかったのである。それもそのはず、一瞬画面が飛んでチャンピオンが一時停止している・・・。視聴者にすらそれがはっきり分かったうえに、大事な集団戦の最中でキルまで起きている。これは巻き戻し案件だ。
急遽、実況解説によるつなぎトークが始まる。リメイクもありうるんじゃないか?こんな熱い展開でやり直しとかないよな?不安の中、無事に試合の巻き戻しが決定。原因は回線トラブルだったそうだ。
その後、FB-Frozen選手/シンドラのバロンスティールで勢い付いたFBが勝利。次の試合に期待が高まる一方、「万全じゃないのにこれじゃRPGはアカンのでは・・・」と憂鬱になった。
★18:00 - YG vs FNC(※実際の開始は19:00)
動画:WCS 2017 Play In Day3 Match5 YG vs FNC - YouTube
ビルド等の詳細:YG2 vs FNC - BEST.GG
※この試合は途中でポーズがかかったので動画が長いです。
※試合だけ見たい場合は、(46:48)-(59:42)、(1:08:43)-(1:21:59)まで飛ばす事をオススメします。*2
バン&ピック内容
バン
YG:ライズ、ザヤ、トリスターナ/チョガス、オレリオン・ソル
FNC:レクサイ、ジャーヴァン/レネクトン、アムム!?
ピック
YG:1スレッシュ、3グラガス、ドレイヴン/6ニダリー、シンドラ
FNC:2セジュアニ、ラカン、4ヴァルス/5シェン、ルブラン
FNC/rekkles選手のコメントからスタートしたこのマッチ。YGのザヤ、トリスターナはrekkles選手を警戒してのものだろう。ライズも先ほどの試合を見てのバンだ。
ファーストピックは意外や意外、スレッシュだ。そしてドレイヴン、これはBigKoro選手のポケットピックらしい!ヴァルスも好きなADCなので私はまたもテンションが上がる。
試合内容
(※メモが長くてまとめきれなかったので後でもうちょっと削ります)
熱い試合なのに現地の機材が邪魔をする!襲い掛かる回線トラブル!最大の敵は時差でも環境の違いでも無かったッ!そのため動画の長さが物凄い事になっている。状況把握にトラブル対処にと大わらわだったスタッフの皆様、実況解説のお二人も本当にお疲れ様です。
さて試合内容。いきなりFNCがトップレーンとボットレーンで押されているところから始まるこの試合。レーンは負けてるのにCSは勝ってるFNCのTOP。8分のMID同士の1v1はYGが勝ってYGのMID優勢を印象付けるが、Caps選手/ルブランはまったく退かない。11分になると、ブッシュに隠れたFNCのJG,SUP,ADCが一気に飛び出しヴァルスのR、ラカンのRと鮮やかなCCチェイン。sOAZ選手/シェンまで瞬身護法でやってきてキル獲得、ボッドのファーストタワーに繋げた。
二本目を目指すFNC。しかしMIDで優位を取っていたYGはミッドタワーにプレッシャー、シェンにミッドタワーへテレポートを使わせてからトップタワーを破壊する。その後も鮮やかな攻防戦が続く。サイドレーンでFNC側が優勢を取る一方、有利を生かしてミッドタワーと交換をするYGがミッドのセカンドタワーを獲得、優勢へ。
ミッドインヒビターを破壊、トップレーン側でもキルを取ってタワーへと勢い付くYGだったが、ここで事件が。26分、チャンピオンの動きが止まった。
13分間に渡るポーズにもめげず攻めるYG、ついにミッドインヒビターを獲得。しかし29分、5人チャームを決めるラカンによって2キル獲得、FNCはバロンを獲得で優勢に。またも追い詰められたYG、今度はMID同士の1v1で勝つ!その勢いでミッドインヒビター、トップタワーをも取りに向かうYGだったが35分50秒、集団戦中にポーズ。またなのか。
しばらくのつなぎトークの後、無事に巻き戻しが決定し再開。その後もバロン周辺の激しい攻防が続く。
しかし37分、YG Ren選手/グラガスが集団戦で囲まれて溶けてしまう。人数差を作ったFNCは当然バロンへ。38分、バロンを獲得したFNCは更にエルダードラゴンを獲得し、FNCはミッド、ボットのインヒビターを破壊。一気にFNCの優勢に傾いた。
最後にはシェンのRを生かしたBOTレーンへのテレポート、Caps選手/ルブランのバックドアなどアイデアの光る攻めを披露し、FNC勝利。両者熱い戦いを繰り広げたが、それだけにトラブルが悔やまれる。
☆19:00 - RPG vs FB(※実際の開始は20:30頃)
動画:WCS 2017 Play In Day3 Match6 RPG vs FB - YouTube
ビルド等の詳細:RPG vs FB2 - BEST.GG
バン&ピック内容
バン
RPG:タリヤ、ラカン、チョガス/ガリオ、シェン
FB:ジャーヴァンⅣ、カリスタ、セジュアニ/カルマ、トランドル(Eviターゲットバン)
ピック
RPG:1トリスターナ、3レクサイ、アリスター/6コーキ、ナー
FB:2ルル(取り上げ)、グラガス、4コグマウ/5マオカイ、7シンドラ
ゲストであるDFM Ceros選手のフォローから入ったこのマッチ。しっかりした喋りに、このままCeros選手の解説も聞いてみたいなと思った。
RPGはトリスターナをファーストピック、すぐさまルルを取り上げるFB。ガリオバンは妥当だったかもしれないが、やっぱりシンドラはなんとかして欲しかった。
試合内容
最初は有利に動くボットレーン。前の試合では上手く機能しなかったRPG-Dara選手/アリスターが積極的にチャンスを作りに行く!が上手く繋がらない。
MIDのFrozen選手を育てていく方針らしいFB、7分RPG Ramune選手/コーキが3人に狙われ撃沈。MIDはCSに大きな差が開き、更に11分頃、ボットコンビのリコールを把握してすぐさま奪われるドラゴン。判断はやすぎ!
取り返そうとDara選手/アリスターがブッシュ内に隠れて奇襲を仕掛けるが、追撃に行ったRPG tussle選手/レクサイが前のめりに攻め過ぎてFrozen選手/シンドラに食われた。さらにMID差が広がってしまう。今日のtussle選手はなんか変だ。
15分、ドラゴン効果も手伝ってかボットがFB優勢になり始める。アカンと思ったRPGはトップを攻め始めるが、18分・トップ/ボットタワー交換のついでに人数任せでセカンドタワーまで押し寄せるFB。お、この流れさっきのYGvsFNCで見たぞ。タワーレースか?
しかし、ラプター付近でもぐもぐしてるJG、ボット組は二人ともボットレーンへ。MIDに至ってはシンドラの圧力で動けない。
TOPがタワーを壊してさっさと戻っていれば、ボット組がミッドかトップに行っていたら、JGがミッドレーンへさっさと動いていたら。どうするのが良かったのか私には分からないが、さっきのYGみたいに「守る」ではなく「返す」という戦略がRPGには無いのかもしれない。個人的には、ここの判断で勝負が決したような気がする。
その後、ボット2本目のタワーまで折られた上、キル発生。逃げ遅れたRPG YutoriMoyasi選手/トリスは集団の餌食に。そのままインヒビタータワーも破壊。22分、またもDara選手がチャンスを作り今度はキル獲得するが、その後の攻防で後手に回りペンタキル・・・。そのまま勢い付いたFBが26分で勝負を決めた。
プレイインステージ3日目終了
Rampageの負けは残念だったが、それ以外は熱い試合が見れて満足。day4のrampageに期待。
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(17.09.26 まとめ部分かいていなかったので追記)
(17.09.27 記述に抜けがあったのでいくらか追記、FBのピザに関するトラブルと公式の対応についての詳細に関する公式ページのリンクを追加)
(17.12.09 一部の文章表現をちょっと変えました。)
・FBの評価について・試合内容について詳しい解説・HKAについて・状況説明、リメイク(やり直し)とクロノブレイク(巻き戻し)について・FnaticでグラガスのQが撃てなくなりリメイクということもあった・髪色・世界3大料理・会場について、収容能力や場所・魔法少女Sneaky・FBのPadesコーチの考え方、MID重視・HKA Tabeコーチについて、アニーサポート・Lustboy・Tabeの所為で色々ナーフされたアニー・コーチとしての実績は?等・・・
・26分時点:主にFnaticに関する四方山話。Steelback選手、rekkles選手について・後一発でネクサスが割れないという試合があった・チームがバラバラに・・・。
・34分時点:実況のカツディオンさんによる時間巻き戻し=クロノブレイクは正式名称・ガリオの設定豆知識、ラックスとのエピソードについて・エコーの武器は時計の針・昔のバロンの姿について・ポッピーの突進でバロンが動かせた・ガレンが新チャンピオンの時に始めた・当時はモンスターっぽいのがチョガスしかいなかった・ヴェル=コズかわいいよヴェル=コズ・・・等々