明けましておめでとうございます!12月29日の新パック登場からしばらく、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今回は一部カードに不具合が見つかり、メンテナンスの延長やランクマッチの一時閉鎖などありましたが、無事にプレイできるようになってなによりです。
1月3日現在「ネフティス」「信仰の具現化」「祈りの集約*1」のカードに使用制限がかかっていますが、とりあえず今分かった分だけでも「バハムート降臨」について個人的にまとめてみたいと思います。
現在の目標:各クラスでランクマッチ100勝
現在のランクマッチ:クラス別勝利数(数字は勝利数)
エルフ: 171 → 192 (+21)(達成済)
ロイヤル:224 → 228(+4)(達成済)
ウィッチ: 57 → 58(+1)
ドラゴン: 83 → 91(+8)
ネクロマンサー:60 → 66 (+6)
ヴァンパイア:112 → 120(+8)(達成済)
ビショップ:158 → 184(+26)(達成済)
「バハムート降臨」で変わったこと
トリッキーなカードが色々追加された今回。1枚だけ見てもぱっとしない効果のカードが、他カードとの組み合わせ次第で凶悪なカードに化ける・・・。タイトル通りのゴツいイメージと違って、プレイヤーのアイデアが物を言うカードが目立ちます。
フリーマッチに行ったらウィッチしかいないとか、ネフティス早く使わせて!とか、今回も色々ありましたが、新カードパックでシャドウバースはどう変わったか?個人的なポイントを書いていきたいと思います。
残りPPで効果が変化!エンハンスの登場
残りPPでカードの効果が変わる/追加効果がある「エンハンス」カードが登場!突進を追加するだけでも鬱陶しいのにエンハンス4で+2/+2する「処刑人の斧」などは非常に厄介です。他にも、「エラスムスの秘儀」「冥府神との契約」などの除去+エンハンスで召喚のスペルが多数追加されました。
新しいウィッチの形!「ドロシーウィッチ」デッキ登場
土ウィッチ以外でフォロワーを並べるタイプのウィッチが登場!
「次元の魔女・ドロシー」を軸としてコストを下げたフォロワーを並べまくる、「ドロシーウィッチ」デッキ。種別としてはテンポウィッチと呼ぶらしいです。今までは7ターン目以降に決まるデッキが主流でしたが、新カードで早めの展開も可能に!
「ゲイザー」「刃の魔術師」などスペルブーストでコストが下がるフォロワーや、「マナリアウィザード・クレイグ」「神秘の探求者・クラーク」などフォロワーを複数回スペルブーストする手段が追加されたこともこのデッキの強化に拍車をかけました。
このデッキの影に隠れがちですが、超越や土(秘術)も地味に強化されています。今までもウィッチには色々デッキタイプがありましたが、更に遊び幅が広がりました。
ディスカードドラゴンがまさかの強化!ネタから実用へ
今までネタ色の強かったディスカードドラゴンデッキが、なんと強化されてしまいました!
欲しいアミュレットをサーチしてくれる「ウリエル」に加え、「手札を捨てる」カードやそれに合わせたカードが大量追加。レジェンドカードの「インペリアルドラグーン」は、フィニッシャーとしても除去カードとしても非常に優秀です。
ダークネスエボルヴで「竜巫女の儀式」「荒牙の竜少女」「ノクシャスロアードラゴン」が登場し、ディスカードドラゴンが作れそうな気配はあったものの、まさかドラゴンのメインコンセプトとして据えられるとは思いませんでした。ウィッチに次ぎ、インパクトの強かった変化です。
ネクロマンサー・ヴァンパイアの強化
2クラスのインパクトが強すぎてあまり取りざたされませんが、ネクロマンサーやヴァンパイアにも地味に強いカードが追加されました。
ネクロマンサーではソウルグラットン+ネクロエレメンタラーを思わせる「バロール」、回復しつつ除去もこなす「冥守の戦士・カムイ」など、ミッドレンジ~の強化のほか、「ネクロアサシン」などアグロデッキにも生かせるカードが幅広く登場。
ヴァンパイアでは相手がフォロワーを置くたび1ダメージを与える「レヴィオンデューク・ユリウス」、低コストでの守護持ち+フォレストバットを出せる「吸血貴・ヴァイト」のアグロ強化をはじめとして、ミッドレンジ~コントロールもほどよく強化しています。
ニュートラルデッキの可能性が広がる!
今回はニュートラルのカードの強化も著しいです。全てを蹴散らして降臨する「バハムート」、ファンファーレでアミュレットを手札に加える「ウリエル」など、戦略の幅を広げてくれるカードが多数追加。
他にも、王家の御旗ニュートラル版「戦乙女の槍」、場にニュートラルフォロワーがいたら強化される「セクトール」、手札のニュートラルフォロワーを1枚出して突進をつける「サハクィエル」など、明らかに「ニュートラル主軸のデッキを作ってね」というカードも追加。
どのクラスのカードと組み合わせれば猛威を振るうかまだ分かりませんが、今後は「ニュートラル主軸+クラス固有のカードで補強する」というタイプのデッキも色々でてきそうです。
フォロワー同士の「交戦時」に効果を発揮するカードが登場
フォロワー同士が戦う際に効果を発揮するカードが登場しました。ヴァンピィちゃんの弟「吸血貴・ヴァイト」は守護も持っているので無視しようがありません。他、相手のフォロワーすべてに1ダメージ与える「キャタラクトビースト」は放置していると厄介です。
「守護を持たないフォロワーを攻撃不能」フォロワーの登場
守護を持たないフォロワーを攻撃不能のカードが登場しました。特に「闇の従者」「よろめく不死者」のラストワードは厄介です。
全体除去カードの大量投入
2枚プレイで相手フォロワーすべてに2ダメージ与える守護「マヘス」、進化時に相手のフォロワーすべてに2ダメージ与える「エンシェントレオスピリット」、ファンファーレで相手のフォロワーすべてに2ダメージ与え、更に倒した数だけ相手にダメージを与える「血餓の女帝」、同名の相手のフォロワー全てに3ダメージを与える「群れなす飢餓」など、相手フォロワー全体にダメージを与えるカードが多数追加されました。
フェアリー・フォレストバット・乙姫守り隊などなど、横並びのフォロワーに悩まされてきたので、それに対応したカードということでしょうか。
仕様変更や追加要素も
絵柄の違うレジェンドカードが封入!構築済みデッキの販売スタート
後発組はカードを揃えるのが大変なのがカードゲーム。第三弾のカードパックも配信開始されていよいよ枚数が増えてきた・・・ということで、これまでのスタンダートカードパックとダークネスエボルヴのカードが収録された構築済みデッキの販売が開始されました。
この構築済みデッキには絵柄の違うレジェンドカード*2とそのスリーブが追加という事でも話題になりました。スリーブ欲しいのでちょっと悩み中です。
「アカウント連携をする」未達成でもミッション枠3つ!
今回、一番嬉しいアップデートでした。なんと「アカウント連携をする」ミッションが未達成の場合でも、ミッションが3つまでできるように!
実は始めた頃に要望を送ったことがあったんですよね。スマホと連携してないだけでミッション枠が1つ減るのは辛いと。ちゃんと声が届いていたようでなによりです。ありがとう、開発スタッフさん!
リプレイ機能追加!対戦をじっくり振り返ることが可能に
対戦を振り返ることのできる「リプレイ」機能が追加!ただ対戦履歴を辿れるだけでなく、再生や停止、1動作ずつのコマ送りなども可能な便利機能で、対戦をじっくり反省できるようになりました。
いままで随時スクショを撮影して対戦の反省をしていた方々も、これで感想戦がやりやすくなったのではないでしょうか。個人的にもスクショの撮り逃がしの心配が減って嬉しいアップデートです。
カード詳細ページでボイスが聴けるように!担当声優も記載
これも嬉しい追加要素です。カード詳細画面にボイス再生ボタンが追加され、カードを所持してさえいればボイスが聴けるようになりました。再生されるボイスはランダムですが、今まで戦いにいかないとボイスが確認できなかったのでこれは嬉しい!
そして、担当声優さんも同じ画面で確認できるようになりました。そのうち「好きなカードボイスランキング」とか作ってみましょうかね。ボイス聴くの超楽しいです。
気になるカード
大体こんなところでしょうか。ここからは、環境に大きな影響を与えているかどうかは関係無しに、個人的に気になるカードを紹介していきたいと思います。
エルフ
古き森の白狼
ラストワードで「次の自分のターン開始時、コスト最大のエルフ・カード(古き森の白狼を除く)をランダムに1枚、自分のデッキから手札に加え、そのコストを0にする。」フォロワー。つまり、白銀の矢をコスト0にできるカードなのです!
真っ先に思い浮かぶのは9x2=18点のロマンダメージでしょう。他、0コストになるという事で、次のターンにリノセウスとの組み合わせで確実に削りきるルートもあります。
注意点としては、最大コストのカードを手札に加えるのは次の自分のターンになるということ。たとえば手札が8枚になっていると、このドローによって手札が9枚になってしまい(白狼の効果が先なのは確認済)、本来引けるはずだった2枚目のドローが消えてしまいます。
そのため次のターンに決めるカードが揃っていない場合は、ターンエンド時に手札が7枚になるように調整する必要有。それと使ってみたら意外とラストワードを発動させ難かったので、この点にも注意です。
フォレストスピリット
ラストワードで「精霊の呪い1枚を手札に加える」カード。3/2のフォロワーを置いた上で精霊の呪いを確保できるということで、盤面を取られても安心です。あらかじめフェアリーを置けば盾も突破可能なので、色々応用が利きそう。
剣を樹に
「カードを2枚以上プレイしていたなら、コスト2以下のフォロワーではなく、コスト5以下の、相手のフォロワー1体か相手のアミュレット1つを破壊する」スペル。アミュレットだけでなくフォロワーも選択肢に入っているのがおいしい。厄介な盾をプレイ数を稼ぎながら突破するのにも使えそうです。一度試してみたいカード。
ロイヤル
ニンジャアーツ
「相手のフォロワー1体に4ダメージ」を与え、残りPP8ならエンハンス 8で「その後、ニンジャマスター1体を出す」カード。いわゆるニンジャ召喚カードです!除去しつつ場に潜伏フォロワーを出せるということで、潜伏ロイヤルがまた楽しくなりましたね。早く私も試したいです。
ウィッチ
プリンセスマナリア・アン
「マナリアドラコ・グレア」を出し、進化させるカード。このグレアが2回攻撃できるフォロワーなので、放置していると厄介です。ウィッチだとどんなデッキに入るのでしょうね。まったく想像が付かないけどすごく気になります。
禁忌の研究者
「自分のターン中、相手のフォロワーが破壊されるたび、自分の場にゾンビ1体を出す」カード。同士討ちで倒してもフォロワーが減らないという恐ろしいフォロワーです。しかも土の秘術を使えばターン終了時に相手フォロワーを破壊した上で自分のフォロワーが増やせるのです。土ウィッチ好きとしては是非使いたいカード。
ドラゴン
竜爪の首飾り
「フォロワー、スペル、アミュレットが与えるダメージを+1する」カード。つまり、「竜の翼」のダメージが1→2、「ドラゴンウォーリア」の進化時ダメージが3→4になったりするということ・・・!コスト5とちょっと重めですが、色々使い道があって楽しそうです。
ネクロマンサー
冥守の戦士・カムラ
ラストワードで「攻撃力最大の相手のフォロワー1体を破壊し」、「破壊したフォロワーの攻撃力」と同じだけ自分のリーダーを回復する」フォロワー。回復と除去を兼ね・しかも守護持ちという便利フォロワーです。個人的にはウルズと組み合わせてみたいカード。
怪犬の墓守
「自分の他のフォロワーすべては、「このフォロワーが消滅するとき、消滅ではなく破壊される」を持つ」フォロワー。消滅によってラストワードが発動しない・墓地数の計算が合わない!という事態を防ぐことができるちょっとお得なカードです。
常にデッキに入れておきたいカードというより、環境に消滅カードが増えてきたら追加しよう、みたいな立ち位置でしょうか。
よろめく不死者
ラストワードで「ランダムな相手のフォロワー1体を破壊する」カード。一見すると脅威はないこのカードですが、1/2ということは簡単に自爆が可能ということ。盤面を圧倒された場面では有効です。今回追加されたネクロアサシンとの相性も抜群。
ネクロアサシン
ファンファーレで「自分の場に他のフォロワーがいるなら、自分のほかのフォロワー1体と、ランダムな相手のフォロワー1体を破壊する」カード。フォロワーを破壊すればラストワードを発動させる事ができるので、色々と応用の利くカードです。「よろめく不死者」と組み合わせれば、2体破壊することもできます。
ネフティス
ファンファーレで「それぞれコストの異なるフォロワー(ネフティスを除く)をランダムに1枚ずつ、自分のデッキから場が上限枚数になるまで出す。この能力で出たフォロワーすべてを破壊する」。
つまり、破壊した方がかえって良いカード(地獄の解放者・闇の従者)や、相手を破壊するカード(よろめく不死者)などの効果を即時発揮できるということです。もちろん、「モルディカイ」が出てきたら場に5/5が2枚並ぶわけですから普通に強い。モルディカイ好きとしては是非デッキにぶち込みたいカードです。早く解禁しないかなあ。
ヴァンパイア
ジュエルデビル・モリアナ
ヴァンパイアで初のEP回復カード。ファンファーレで「復讐状態なら、自分のEPを1回復」するフォロワーです。条件が厳しいですが、使いようによっては面白いことになりそう。
氷剣の戦鬼
フリアエさんの立場を食ったという意味で個人的に衝撃だったカード。
「自分のターン中、相手のフォロワーへ攻撃して破壊し、このフォロワーは破壊されなかったなら、カードを1枚引く」と条件はややこしいですが、このターンになったら倒したいフォロワーはまず確実にいるでしょうし、7点の体力なので生き残る確率も高い。ドローに相手フォロワー除去にと活躍する良フォロワーです。
ちょうどコントロールヴァンパイアが作りたいので、採用候補の筆頭。
ビショップ
マスターレディセージ
「自分のターン終了時、自分のアミュレットすべてのカウントダウンを1進める」フォロワー。疾走ビショップとの相性は微妙でしたが、重いフォロワーを並べる普通のカウントビショップではタイミングを微調整できるので良い感じです。試しに使ってみたら、こんな風に展開できました。
他にも「詠唱:死刑宣告」等の除去アミュレットは、自分のターンで発動させることができるので応用が利きます。相手が警戒して除去してくれるので盾代わりになるメリットもあり、使い方次第で輝きそうなフォロワーです。
邪悪なる予言者・ダムス
「相手のターンに、相手のフォロワーが攻撃するとき、そのフォロワーは「ターン終了時、このフォロワーは破壊される」を持つ」カード。
除去を強制できるので相手のテンポをちょっと遅らせたい場合は有効ですが、あえてぶつけてラストワードを発動させるような使い方を相手がしてきたりするので注意が必要。効果を最大限活かすには、他に優先して除去したいフォロワーを一緒におく必要がありそうです。
エンシェントレオスピリット
進化時「相手のフォロワーすべてに2ダメージ」与えるカード。盤面圧倒された!でもまだテミス出せねえ!という場面で活躍します。上手くかみ合えば全除去も可能。ただ、体力3点が並ぶとつらいのが難点です。ドロシーウィッチ相手だと2/3や7/7が並ぶこともあるので刺さるようで刺さらない。
狂信の偶像
勝手に進化して勝手にアミュレットを破壊する不思議カード。パックで引けたので使ってみましたが、進化使うのはもったいない・放置してても相手にさくっと除去される・アミュレット無いと手札で腐る・・・と癖が強くて使いこなせませんでした。
シュラインナイトメイデンと組み合わせたら最強じゃね?と思いましたが10ターンもかかるのは現実的ではない。今回一番の曲者は、まちがいなくコイツでしょう・・・。使いこなしたいカードの1つです。
信仰の具現化
「コスト2以下の、それぞれ名前の異なる「カウントダウンを持つアミュレット」をランダムに3枚、自分のデッキから場に出す」スペル。個人的には「狂信の偶像」との組み合わせができないかなと考えていますが、どうなんでしょうね。
ニュートラル
氷獄の呼び声
相手のフォロワー1体を破壊し、エンハンス8でサタンズサーバントも手札に加えられるカード。13/13の最強フォロワーが手に入るというだけでもロマンですが、こいつがコスト5で次のターン場に出せるのがおいしい。守護と一緒におければかなり強力です。
覇食帝・カイザ
ファンファーレで「アルティメットキャロット」を1枚手札に加えるフォロワー。このアルティメットキャロットがラストワード持ちで、破壊されたらまたアルティメットキャロットを手札に加える事ができます。つまり、無限に人参を生産することができるのです!墓地稼ぎ・フォロワー確保など、色々なデッキとの組み合わせが楽しそうなカード。
まとめ
更にカードの組み合わせが楽しくなったバハムート降臨。トリッキーな動きをできるカードも増えて、デッキ作りが楽しくなってまいりました。今まで使っていたデッキも、思ったより弱くなっていなくて安心。ダークネスエボルヴ時よりも緩やかな変化といった印象の新パックです。
気になるのは「ドロシーウィッチ」デッキに対抗できそうなのが早い展開のデッキくらいしかなさそう・・・ということですが、今後のランクマッチの動向はどうなるんでしょうね。ネフティスが出てきたらミッドレンジ~のネクロマンサーがどうなるかも気になります。
ともあれ、ちょうど勝利数100を突破していないクラスが強化されたので、ガシガシ使って100勝を目指したいです。