ウツギの日々趣味日記

ゲームなど中心に趣味のことをつらつらと。

今日の読書 #6 「昆虫はすごい」(光文社) 多種多様な虫たちの暮らし

 

今日の読書は「昆虫はすごい」。虫が苦手な人は表紙だけでちょっと手に取るのを躊躇うかもしれません。

私自身も虫は苦手なのですが、「読者がおそらく一番驚くのは、(中略)文明によって生じた主要なことは、たいてい虫が先にやっているという事実であろう」と言い切る著者の熱い序文に心動かされ、つい手に取ってしまいました。

 

タイトル通り、昆虫のすごさを様々な昆虫を通して紹介する本です。どちらかというと虫に詳しくない人をターゲットにした本で、「昆虫ってそもそも何を指すんだよ」というところから、丁寧に解説していきます。

著者の言に違わず、昆虫の世界は本当に多様で魅力的です。住む場所を作ったり、服を着たり、農業をしたり。人間では考えられない様々な機能を持ちながらも、時おり人間にも当てはまるような不思議な行動をしてきます。

狩りで手に入れた食料を保存する技術や、婚姻前の贈り物の話。「その小さな身体でどうやってそんな事を思いつくんだ!?」という驚きの連続で、グロテスクな虫の写真に時おり怯みながらも、小さな虫たちの形成する世界にどんどん引き込まれました。

個人的に面白いと思ったのがカブトムシやクワガタムシの「戦い」についてで、彼らは実際には樹液を巡って争うことは少ないのだそうです。戦いの前に角の長さで勝負がついたり、先に場所取りをしている雄がいると引き返したりと、無駄な戦いを避けるように立ち回るのだとか。その賢明さも勿論ですが、一体「彼らのどこが」それを判断するのか・・・。思わず思考を巡らせてしまいました。

虫を実際に見るのは嫌だけど、話を聞くと面白そうだと思う。そんな方にオススメしたい一冊です。

昆虫はすごい (光文社新書)

昆虫はすごい (光文社新書)

 

(2016.12.19 ちょっと文章を修正しました)