ウツギの日々趣味日記

ゲーム・アニメ・音楽・読書など。趣味のことをつらつらと。

シャドウバース日記06 ビショップの世界を遊ぶ エイラビショップ、疾走ガルラビショップ

 

1回目でも書きましたが、私は「相手の能力で選択できない」フォロワーが大好きです。そのためビショップも、「相手の能力で選択できない」フォロワーを軸にした陽光ビショップを作って遊んでいます。

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たとえばこんな感じ。このデッキでは「アテナ」を1枚だけ採用しているのですが、「バロン」が出てきたらアテナを場にだしてバロンを進化。アテナの効果でダメージをもらわずに敵を除去してターンを終了します。そうすると7/6状態のバロンの完成です。

相手は次のターン全体除去を使って対処するか、進化を切っていくしかありません。こうして、相手の選択肢を減らしてじりじりと追い詰めていくのがこのデッキの特徴です。

まあ、決め手に欠けるので勝率は限りなくゼロに近く、特定の相手にしか刺さらない、変に凌げるので1試合が超絶長くなると、決して人には薦められないデッキなのですが(笑)。この相手の怒涛の攻撃をひたすら捌いていくスタイルが好きで、新パック実装後もしばらくはこの変なデッキで遊んでいました。

でも、そろそろ巷で流行っている普通のビショップもやりたい。疾走ガルラビショップの決め手となる「ガルラ」様はすごくかっこいいし、エイラビショップは私が大好きなタイプのデッキです。せっかく新パックで強くなったことだし、この過酷溢れるビショップの世界に救いをもたらしたダークネス・エボルヴの真価を!いま、体感したい!

というわけで、今回は新しく作った2つのビショップデッキと、その感想をお送りしたいと思います。

現在の目標:各クラスでランクマッチ100勝
現在のランクマッチ:クラス別勝利数(数字は勝利数)

エルフ: 20 
ロイヤル:166 → 182(+16(達成済)
ウィッチ: 44 
ドラゴン: 81
ネクロマンサー: 55 → 56 (+1
ヴァンパイア:  78 → 91(+13
ビショップ: 19 → 53 (+34

 

エイラビショップ 個人的な評価と使った感想

 まず作ったのは「エイラビショップ」デッキ。ご存知アミュレット「エイラの祈祷」を採用した、回復フォロワー・スペル主体のデッキです。

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 私は最初、このロマンあふれるデッキが戦えることに驚きを隠せませんでした。2回目の日記で「エイラの祈祷」について言及した時には、既に各サイトでエイラビショップに関する言及を見ましたし、フリーマッチで1度あたって強さを目の当たりにし、ランキング上位者の戦いも拝見しました。それでも「決まるととてつもなく強いけれど、エイラの祈祷が出ないと決めきれないデッキだろう」と思っていたのです。

しかし、何度も相手にして感じたことですが、このデッキは回復が主体なだけあって、「エイラ」がこなくても手元に回復カードさえあればダメージの積み重ねが苦になりません。「やっと追い詰めた!」と思っても、バンバン回復されて数ターンの努力が水疱に帰してしまう。 そうして凌がれているうちに、いつの間にか向こうの方が有利になっていて、こっちは攻めきれるカードがもうない・・・。そういった対戦を何度も経験しました。ちまちまダメージを稼ぐデッキであたると、このデッキを倒しきるのは至難の業。しかも、何ターンも凌がれると言う事は、そのうちにエイラを引かれてしまう可能性があるということでもあります。息切れしたタイミングでエイラを出されたら、もう絶望しかありません。

もちろん弱点もあって、手札にカードを戻すカード(バウンスカード)が相手にあると辛いのがこのデッキですが、幸いにして最も警戒すべきバウンスカード「根源への回帰」のコストがアップデートで変更され、5から7へとなりました。現在ではこのカードの採用率はあまり高くないようです。そして、全体としても、手札に戻すカードはそう多くありません。こうしたバウンスカードの不在で伸び伸びとフォロワーを育てることができるのも、このデッキが「戦える」理由の1つなのではないかと思います。

上にも書いたように、このひたすら凌いで相手をイライラさせるのは私の大好きなプレイスタイル。その絶望感を与える側になりたい!というわけで、まずはこちらのデッキから試してみることにしました。

丁寧なプレイがカギ 凌ぎ切って勝利を呼び込め

作ってみてわかった事は、カードを出すタイミングがすごく難しい。特に迷ったのが、「エイラ」によって強化カードにもなる回復カードの使いどころです。攻撃にもつかえるだけに、一気に使うか・早めに回復して安全を取るかで、悩む場面が多々ありました。一気に攻められる場面を見極め、相手の手の内を読んで冷静に対処していく技量が問われます。他のデッキでももちろんそうですが、このデッキでは特に、そういった判断の大切さをひしひしと感じました。1ターンで何枚も使うので、手札の枯渇も死活問題です。

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たとえばこんな場面では、回復する上にドローもできる便利カード「僧侶の聖水」を使うタイミングを逃してしまい、手札で腐らせてしまいました。早めにドローしていれば「テミス」を引けていたかもしれないのに、すごくもったいない。こうした基本を一つ一つ丁寧にこなせるプレイヤーが、「エイラビショップ」で勝率を上げられるのだと思います。その点、私はまだまだ初心者から抜けきっていませんね。

(※なお、ここではエイラがまだ2枚しかなかったため、お試しで陽光が入っています。後でレッドエーテルが貯まったので新たにエイラを作って差し替えました。現在はデッキにエイラ3枚です。)

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また「エイラ」が出たとしても、盤面を圧倒できるシーンはなかなかありません。この対戦でも、ツバキが出てきたらやばいなあという場面が何度もありました。基本的には一気に回復カードを使って強いフォロワーを並べる事を考えるより、回復しながらコツコツとフォロワーを置いていき、相手に無駄なカードを使わせて息切れするのを待つ方が良いようです。この対戦はまさに、相手の息切れを待ったプレイが功を奏しました。

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もちろん、回復しつつ強い盤面が作れるのは強みです。特に「詠唱:獣姫の呼び声」で盤面にフォロワーが並んだ時の爆発力は半端じゃありません。この対戦では相手もエイラビショップで辛い戦いを強いられましたが、途中「エイラ」を場に2枚置けたことで、有利に進行する事ができました。エイラ2枚目を置くかはどうかは状況によって判断に悩むところですが、もし余裕があったら置いてしまって損はないでしょう。1回の回復で+2/+2は相当な強さです。なんにしろ、この爆発力を存分に生かせるタイミングを見極められるかが、どの対戦でも明暗を分けました。

意外だったデッキの軽さ 条件が揃えば早い展開も可能

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それと作ってみて意外だったのは、(本当にごく稀ですが)上手く回ると早いうちに決着が付く点です。ごく稀にこんな事も起こります。5ターン目にこんなことされた日にゃ、ちょっとやそっとじゃ太刀打ちできません。

良く考えてみたら、私が人のデッキを参考に作ったエイラビショップデッキは2コストカードがなんと18枚もあります。他の方のデッキを見ていても2コストが14枚とか11枚とか・・・軽めのデッキなんですよね、エイラビショップって。

上手いエイラビショップを相手にしていると丁寧な試合運びと強いフォロワーばかりが印象に残っていたので、自分でデッキを作ってみてびっくりしました。どこで爆発するか分からない不気味さも、エイラビショップデッキの魅力なのかもしれません。適度な緊張と気持ちよさがあって、使ってみてとても楽しいデッキでした。

 

疾走ガルラビショップ 個人的な評価と使った感想

次に手をつけたのはこちらのデッキです。「少しずつダメージを重ねていく」というより「一気にダメージを与える」という感じのデッキ。疾走持ちのフォロワーを生み出すアミュレットを場にどんどん並べていき、タイミングを図って一気に畳み掛けていくのが特徴です。

実はこのデッキ、私がシャドウバースを始める前からあったタイプのデッキらしく、攻略サイトを探すと古いタイプの「疾走ビショップ」デッキを見る事ができます。これまで疾走ビショップに触れたことのない私は、新しいタイプの疾走ビショップを思わず「疾走ビショップ」と呼んでしまいますが、古い疾走ビショップと混同してしまうということで、ここでは旧タイプの「疾走ビショップ」と区別して「疾走"ガルラ"ビショップ」という呼称を採用したいと思います。「天空の守護者・ガルラ」を採用した疾走ビショップデッキ。このデッキの個人的な評価と、使った感想です。

アミュレット設置順がカギ フォロワーが展開するタイミングを合わせる

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さて、ダークネス・エボルヴで大幅強化された疾走ビショップ。上でも紹介した「詠唱:獣姫の呼び声」で強い展開ができるようになり、更に「天空の守護者・ガルラ」によって一気に打点を稼げるようになりました。特にガルラ様の強さには目を見張るものがあります。ファンファーレで「自分のアミュレット1つのカウントダウンを進め」「相手のリーダーにダメージ」。低めのスタッツなどものともしない強力なカードです。

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しかしこの疾走ガルラビショップデッキ、「少しずつ攻撃していく」タイプのアグロデッキとは全く毛色が違います。攻撃の主役となるのはアミュレットで、場に出してすぐ攻撃に移れるわけではありません。こんな風に、場に出てきた時にはもう手遅れ、なんてことも・・・。

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ポイントはアミュレットを並べる順番です。アミュレットのカウントダウンを合わせ、1ターンで一気にフォロワーを展開するのがこのデッキの真骨頂。いかに相手の手に負えない数を盤面に並べ、直接HPを削っていけるかが勝敗を左右します。

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ガルラ様の使いどころもポイントです。この対戦では、あと7点になったところでガルラ様が来てくれた為、ガルラ様の登場3点ホーリーファルコン召喚2点+進化2点でぴったり7点稼げました。ここでは何ターンも場に残って点数を稼いでくれた「ホーリーフォックス・グリモー」のイケメン度が高すぎて若干活躍が霞んでいますが、対処させることなく一気に7点入れられるのは大きい。とても頼りになるカードです。

早い展開は諸刃の剣 超越ウィッチに強い一面も

エイラビショップが相手の攻撃をいなしながらじっくり戦うスタイルであった一方、疾走ビショップはアグロデッキらしく悠長に凌いでいられないので、1戦1戦ヒヤヒヤしながらの対戦でした。攻撃力が高い代わりに、相手に展開された時の防御力はかなり低めといった印象です。後半は徐々に辛くなっていきます。幸いにしてビショップには「テミスの審判」がありますが、せっかく展開したフォロワーがもったいないと思う場面もあり、出すタイミングは悩みどころ。アミュレットが攻撃の主体となるデッキの使用も初めてだったので、最初のうちは長考になりがちで大変でした。

しかし、あの盤面にずらっとフォロワーが並んだ時の楽しさは、そのストレスが吹っ飛ぶほどのものがありました。相手に手を出されずに攻撃できる安心感も合わさって、上手く決まった時の爽快感はたまらなかったです。それと、相手に手を出されずすぐに攻撃に移る事ができるため、超越ウィッチの相手が楽だったのも発見でした。早めに勝負が決まるのもありがたいポイントですね。

感想まとめ

エイラビショップも疾走ガルラビショップも、強力なわりにローコストなデッキなので、最近は使っている人をよく見かけるようになりました。ビショップと連戦して、あの妙なしぶとさや面倒くささに辟易した人もいると思います。かくという私もその一人です。

でも実際使ってみたら、どちらのデッキも使うのにちょっとしたコツが必要で、うっかりミスが大きく勝敗に響きます。デッキに慣れていないと最適な出す順番が分からず、決して安易なデッキではないと感じました。

そもそもダークネス・エボルヴまでは、優秀なフィニッシャーがいなかったビショップ。「陽光」でひたすら勝ちを待ち続けていたビショップの世界に、やっと一筋の光が差し込みました。なにより両デッキとも使っていて楽しかったので、このままビショップらしい面倒くささを残しつつ、良いバランスになっていって欲しいものですね。